阪神間の蝶

2012ギフチョウ



 4月15日9時28分、ことしはじめてのギフチョウが飛んできた。よく見ると翅の一部が欠けている。この日はこのギフが何度も回ってきて遊んでくれただけだった。今度の土日は雨の天気予報。今年地元のギフシーズンは、これで終わりかもしれない。


4月21日11時前ごろから12時30分ぐらいまで、新鮮な母蝶が藪や下草の中に潜るように飛び続けてヒメカンアオイの若葉を探していた。この間で静止して産卵したのは6回、卵塊は5,6卵から、10卵ぐらいだった。私はヒメカンアオイに産卵するギフチョウをこれだけじっくり観察できたのは初めて。同じような写真ですが、産卵行動の記録です。




 兵庫県南部、そろそろギフチョウ幼虫が孵化するころとヒメカンアオイを探した。道沿いの土手、田圃やため池の水路、人の手によって草を刈られてきたところにヒメカンアオイが残り、ギフチョウ幼虫が見られた。草を刈る人がいなくなれば、ヒメカンアオイもギフチョウも姿を消す運命にあるのだろう。