龍勝各族自治県へ
今朝も昨日に引き続き雨が降っておりますが、これ以上桂林で天気が持ち直すまで待つ気もないので、天気がどうあれ、龍勝へ行きます。
朝食は最近おなじみの桂林米粉(2元)も飽きましたが、しゃーない。
僕は8時30分発の龍勝行きのバスに乗った。バスは何のためか知りませんが15分遅れで桂林バスターミナルを出発。
桂林市内でバスとタクシーの水没現場を目撃と不安な出足。
そして山々をすり抜けるように、バスは山間部の細い道を走っています。
途中、土砂崩れを数カ所、目撃する。車の天井に大きな岩が落ちて、ペチャンコになった車も見た。
どうか事故に巻き込まれませんように。と願い、その甲斐あって、龍勝各族自治県に到着。
読んで字の通り、龍勝にはたくさんの民族(ミャオ族、ヤオ族、トン族、チワン族など)がいます。
今回の旅、前半は中国の沿岸部の都市を巡る旅でしたが、後半は山間部の自然と各民族がメインで、そのクライマックスが、龍勝と三江です。
宿も、あっさりと見つかり、僕は荷物を置いて、お出かけ。
今から、銀水トン寨(トン族の村)と言う村に行きたいので、宿の人にどのバスが行くかを聞いて、バス停で2番のバスを待っていましたが、バスはまだ来ないので、その間に昼飯にすることに。
そしたら運悪くバスが来てしまった。お食事中の僕は当然バスに乗ることが出来ず、再びバスを待っていましたが、せっかく今、雨が止んでいるのに、こんなことで時間を無駄にしたくはない。
そんな僕に注目したのが、地元の軽トラック・タクシーのオッチャン。
僕に向かって手招きをしている。
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銀水トン寨の風雨橋
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僕もバスで時間かけて行くよりかは、こっちの方(軽トラ)が良いかも。と思い、値段交渉を開始。
銀水トン寨は、街から近いので、往復10元で成立したので、これで行きます。
銀水トン寨には、この地域特有の建造物、風雨橋があります。
僕は、ガイドブックによって知ったのですが、僕の思うところ、風雨橋は、ものすごく大きい建物で立派なはずでしたが、到着すると、僕の想像とは裏腹に、こぢんまりしています。風雨橋の手前の池も土砂崩れで少し埋まっていて、おまけに、粗大ゴミなども一緒に”ドッパーン”となっていました。
風雨橋を越えて、山の斜面に建っている民家に近づきたかったが、どこからともなく犬の吠える声が聞こえ、しかも姿は見えずで、ビビッテしまい、あえなく退散。
百聞は一見に如かずですね。あっさり見学終了。今日の予定が・・・
そんな僕を見かねてか、それとも予定通りだったのか、オッチャンは僕に「次は何処に行く?」とパンフレットを見せながら、お勧めの名所を紹介してくる。僕は「どうしよう?行こうかな?」と思案中。
まだ時間がたくさんあるので、次は紅瑶寨(ヤオ族)の村に行くことにした。
道中にもたくさんの村があるので、帰りに寄ることが出来れば、行きたいです。
入村料10元を払い、僕は村に入った。
この辺りの村は、何故高所にあるのでしょうか?
公道と村を分ける川には、吊り橋が架かっていて、棚田が眼下に広がっており、田植えを終えた、美しい景色が広がっています。
村内は木造家屋が十数棟あり、1階が家畜の牛や豚の住まいになっていて、2階は人間の住まいになっている家が多い。
ここの村の人達は女性はTシャツの上から民族衣装を着ている人がいますが、男、子供はTシャツ、ズボンと現代的ないでたち。
僕は村のオバチャンに建物の中へ導かれて、この村の食べ物なのでしょうか?
色とりどりの揚げたお米のお茶漬けを食べました(10元)。お茶はもっと熱い方がおいしいと思う。
僕の周りには、民族衣装を着た、女性達がたくさん集まって来て、「私たちの踊りを見ますか?」と聞かれましたが、またまた金がかかりそうなので、断りました。
紅瑶寨の観光客は僕一人だけでしたので、みなさん寄ってたかって、あれは?これは?と、営業をしてきました。
1時間ほどで村を後にした僕とオッチャンは、軽トラで龍勝に帰った。
途中でオッチャンに、行きしなに見た村に行きたいと言うと、行けないと言う。
どうやら僕達観光客の行ける村は、決まっているようだ。
せっかく良い所がたくさんあるのに残念です。
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紅瑶寨(ヤオ族)の村にて
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それとやっぱり俺は、ただの旅行者である。実感しました。
各民族にもっと、深く接したいならば、何かテーマを作ったり、ただの旅行者ではない、違う立場にならなければ。なんてことを思いました。
龍勝に帰ってきたのが4時くらい。軽トラをチャーターしただけあって、早いです。
オッチャンに車代50元を支払い、龍勝の街をブラブラするが、雨が激しくなってきたので帰りましょう。
晩飯は小龍包と蒸餃(3元6角)と中国おにぎり(1元)。
龍勝の街は街灯が少ないので、夜が早いです。
僕も、さっさと就寝。
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