ヤッチャイナ
朝、8時45分に目覚ましが鳴り、起床。
この目覚まし時計もタイでもらった時からずっと使用しているが、数回落としたにもかかわらず、よくガンバッテくれました。さすが世界の工場、中国製。
使うだけ使われて、ポイって感じなんでしょうか?
今日が今回の旅の最終日。もう帰国なんイヤです。
せめて、あと1ヶ月は中国にいたかったです。それにしても中国は広い!
今回の旅では中国という国のでっかさを思い知りました。
僕は、2ヶ月間、中国を旅してきましたが、ほんの一部分です。
まだまだ行きたい所はたくさんありますが、すでに当初の帰国日を2週間ほど延長しているため予算オーバーなので、帰ります。
香港にも、もう少し居たかった。
唯一、香港で購入したカバンを肩から下げて、思いリュックを背負い、チェック・アウト。
さぁ、次はどこに行こうか?なんて考えてしまいますが・・・帰るのイヤやなぁー。
見送りに来てくれた岩崎さんと共に、エアポートバス乗り場まで歩いた。
「岩崎さん。ありがとう。あなたに出会えて、楽しかったです。無事にインドまでたどり着き、さらなる旅ができるように応援してます。よい旅を!」なんて言う間もなく、バスはやって来て、お別れも手短にすまし、僕はバスに乗った。
バスはネイザン・ロードを北上。
3日くらい前に歩いた所だ。懐かしさと、ここを離れる寂しさがこみ上げてくる。
やがてバスは渋滞を抜け出し、高速道路を走り、空港に到着。
僕は時間がくるまでイスに座ってボッケーと待っていた。
手続きが終了。僕のリュックは17.8キロありました。
機内では、この2ヶ月を振り返りながら、機内食にガッツク。
上空からは、大きな雲に覆われた、香港が見えた。
ビルが雲にとどくような勢いで建ち並んでいます。
この建物の中に人がいて、みんなそれぞれの人生を歩んでいる。
そしてこの人達が香港を作り上げている。
人間って小さいけれど、大きいですね。
今回の旅は経済成長が著しい中国沿岸部と多数の少数民族がいる広西壮族自治区、
そして中国に返還されて5年を迎える香港という、一つの国にしては、大きすぎるほど変化に富んだ地域を見てきた。
(少数民族と言うのは、中国の大多数を占める漢族よりも少数と言う意味)
中国の都市は現在、高層マンションやホテルといった高層建築の建築ラッシュです。
人々の生活の場が、土からコンクリートへ変わり、内と外の仕切は木から鉄の扉へと変貌し、開放から閉鎖に。
中国経済は逆に閉鎖から開放へと進んでいる。
かつての生活習慣を否定されているような現在の生活。それに対して、人々はどう感じているのでしょうか?
人々はついて行けているのでしょうか?日々急激に変化し、加速を続けている中国経済と日常生活に。
そして、これからの中国は日本と同じような、社会問題に直面してゆくのでしょうか?
それとも、もっと深刻な問題も出てくるのでしょうか?
公害や汚染、それによって人々の心も灰色に染まり、以前のようにコミュニケーションが少なくなってしまい、陰険なイジメが起きたり、理解不能な殺人が起きたりしてしまうのでしょうか?
経済成長によって、人々の生活は物質的には豊かにはなるが、人間の心までは豊かにはならないと、現在の日本がそれを証明している。
人と物の繋がりよりも、人と人の繋がりが大事だということを。
なーんて、俺が考えてもどうしょーもないのですが・・・
これを読んでくれている人が、笑顔を持ち続けられますように。
人に優しく接しられますように。
今回の旅はこれで終わりですが、中国の人達からたくさんのパワーをもらったし、俺もまだまだ旅したいので、帰ったら、お金貯めて、また旅してやる。
アジアは広い。もっともっと見てみたい。中国もまだまだ、旅し足りない。
次回のことなんて、何も考えてはいませんが、まだ止めたくない。
やりたいことは、ヤッチャイナ!
中国2ヶ月間の旅。短かったけど、楽しかった。--再見!
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