2005年夏 韓国遠征日記
前日。
前日に航空会社を確認する。こんなので良いのか?。
海外と言う感じんがしない。気分は国内。飛行時間は、1時間ちょい、近い。
ジャンボだから、らくちん。
1日目
朝、関空に先に到着。大韓航空の受付カウンター前で、師範を待つ。
搭乗手続きを終え、空港内に突入。機内食を楽しみに、いざ、韓国へ。
期待通り、日本食の機内食。まあまあおいしい。残さずいただく。
インチョン空港にとうちゃーく。韓国の代表者シン先生と、待ち合わせ。のはずが・・・いない。空港にいるはずの、シン先生がいない。こんなアクシデントも師範の一言で一同納得。これも極真。
到着ロビーの間違いで、やっと、シン先生にお会いできる。一同何事もないように、アンニョンに向かう。韓国極真カーで、高速を1時間ぐらい走り、ホテルに到着。
到着後、お昼ご飯を食べに連れて行ってもらう。車で30分ぐらい走る。
超高級ピビンパ料理らしい、(韓国料理は、野菜、ナムル、キムチ、唐辛子がセットで毎回付いてくる)かなりおいしい。もっと辛い物を想像していたが、まだ、耐えれる辛さだ。
明日の、試合が無ければ、お代わりをしたい所だが、今日は、我慢だ。
昼ご飯の席で、今晩のメニューが、決定する。韓国の伝統的なスタミナ料理、赤犬料理だ。
噂には、聞いていたが、今回の旅行で食べれるとは、ラッキー?
ホテルに帰り、晩ご飯までホテルの回りを探索する。
露天が立ち並ぶ市場と、若い人が好きそうなファーストフードが並ぶ町並みとはっきり分かれている。まずは、露天を探索。豚のぶつ切りから、魚、果物、漢方薬まで、様々な物が積まれている。もちろん、屋台も所狭しと並んでいる。全ておいしそうに見える。
のんびりと、露天を回っていると、明日試合があることを忘れてしまう。
これでは、いけない。でも、おいしそうな物が多すぎる。体重が・・・ウエイト制が憎い。
時間がたち、いざ、韓国伝統料理へ。
車は、山奥に上っていく。気分は、どきどき。初体験。
味は、牛筋の煮込み鍋って感じです。コラーゲンたっぷり、お肌つるつるかな。滋養強壮に絶大らしい。明日の試合に利いてくれと願う。
食事も終わり、ホテルに帰る。明日は、試合だ、がんばらなくては。
2日目
朝、胴着を確認する。用意は万全だ。
ホテルで、朝粥を食べ準備万端。9時に、車で迎えに来ていただき、いざ、試合会場に。
小学校の体育館で、試合は行われる。クーラーが無い、でも、大丈夫。韓国は、湿気がない分快適。
着いてから、トーナメント表を確認すると、変わっている。やっぱり、海外の試合は、なにが起こるか分からない。
2時間待ち、いざ、一試合目。
名前がコールされるが、ヤマモトコウタロウ、だれそれ。恐るべし海外。
相手は、体が大きくパワフル。こちらも、人選初めての海外参戦、緊張、緊張また、緊張。
本線3分、お互いに、決めてなし。延長1分30秒。また、決めてなし。再延長1分30秒、判定、白旗が上がり判定勝ち。・・・と思いきや、体重判定があり、全く同じ体重だ。最終延長1分30秒。最後の気力を出し、右ハイキックが炸裂。ポイントにはならなかったが、判定基準には効果有りだが、相手が超石頭で右足負傷。
何とか、判定勝ちを納める。
ここで、1時間30分お昼休憩。体が冷える。(韓国の選手は、試合の合間に、平気でお菓子やお昼を食べる。)
二試合目、こちらも、馬力で押してくるタイプだ、苦手なタイプ。
試合が始まり、パンチのラッシュがくる、ガードするが、二試合目は、体が思うように動かない。(稽古不足は自覚済み)これは、やばい。でも、相手が勝手に反則を重ね、自爆してくれた。ラッキー。
三試合目(準決勝)、順当に勝ち上がって来た韓国選手が登場。ここで、思いがけない声援が。韓国客席から、ヤマモトコールが、感激・感謝。
もらった勝利、後は、野となれ山となれ戦法。自分から、先に仕掛ける事を心がけ、いざ開始。奥足インローに勝機を見いだす。相手が、いやがるのが分かった。これは、いけるかも。奥足インローからの、上段左膝も当たるが、浅い・残念。後半、スタミナが切れるが、何とか、3分持ち判定勝ち。さあ、残すは、決勝のみ
四試合目(決勝戦)韓国チームエース登場
目の前で、谷口健太が、軽量級優勝を決めた。これは、がんばらなくては。韓国チームの日本語を話せる選手が声をかけてくれる、一緒にがんばりましょうと。(彼は35歳重量級・自分は37歳中量級・おじさんパワーだ)
試合開始、最終戦、勝ちたいー。最初1分、互角だ。まだまだやるぞー。中盤1分胸にパンチを効かされる。痛いぜ。後半1分相手の左前蹴りが、ボディーを貫く。や、やられたー。技ありをとられるが、ここで、あきらめるわけには行かない。相手もボディーが効いているはず。がんばって叩くが、無情にも3分終了。判定で負ける。技ありをとられ完敗。
人生初の海外遠征は、準優勝という結果で、幕を閉じた。結果には、満足でも、正直勝ちたかった。
試合も終わり、表彰式が始まる。その後は、恒例の写真撮影開始。
日本人の韓国参戦が、今回初めてと言うこともあり、優勝者の健太は、ヨン様も真っ青の、モテモテぶり。10枚以上は、写真に収まる。何枚かは、脇役で自分も収まる。
一通り、写真撮影が終わり、着替えて、ホテルに歩いて帰る。以外と近い。
やっぱり、韓国は湿気が少なく歩いても風が心地よい。
ホテルに到着。コンビニで(セブンイレブン・ファミリーマート・ミニストップ何でもあります)氷を買いベットに横になりながら蹴った足を冷やす。このまま、眠りたい。一日4試合は、37歳にはちとつらい。
少し休むと少し復活。夜、元気の出ると言う、ドジョウチゲを食べに行く。ドジョウの天ぷらが、絶品。当然キムチ、ナムル、葉っぱ類がふんだんにでてくる。ここで、(豆知識韓国人の95パーセントはおでんと天ぷらは、全く同じ物と思ってるらしい。へーへーへー通訳さん談)食事も終わり、ようやくホテルにたどり着く。長い一日の終わり。ベットになだれ込む。ぐーーーーーーー。
3日目
この日は、さすがに朝起きれない。11時に起床。夜6時まではフリー。
みんなで、ソウルに電車ででることに、若い人はカジノに直行。元気だ。
自分たちは、ミョンドンに行く、大阪のミナミみたいな感じだ。人はすごく多い。
人口密度が高いらしい。なっとく。お昼なので、ご飯屋さんをさがす。いろいろ見回ったが、師範の目利きで、店を決める。写真に乗っている料理を頼む。たこと骨付きカルビとやさいてんこ盛りの辛い煮物?、カルビチゲ、石焼きピビンパ、冷麺(唯一辛くない食べ物・でも、辛くも出来る)。どれもおいしかった。辛さになれていくのがよく分かる。でも、シシトウみたいなのは、当たると怖い(頭のてっぺんが痛くなるくらい辛い)。
昼ご飯も済み、後はホテルにタクシーで戻る。ちなみに、電車では40分ぐらいで100円・タクシーは、1時間30分ぐらいかかり、3000円ぐらいだ。
3時ぐらいに、ホテルに到着。辛い物と、甘い物は有っても苦い物は少なくブラックコーヒーが飲みたい。(韓国スタイルのコーヒーは、とにかく甘い)スタバがホテル近くに有るようだが、さすがに面倒になり、ベットにごろ寝。6時になり韓国極真の道場に出発。ホテルから車で10分ぐらい。雑居ビルの3階に道場があり、表からは、すごくよく見える。派手だ。韓国では、テコンドウ、剣道、はっけんどう、がメジャーらしい、一つのビルに一道場ぐらい、道場が乱立している。
道場見学のうとは、セミナー開始。
柔軟、基本、型をみっちり3時間。50人ぐらいが稽古するが、日本では考えられないぐらい、心地よい。汗をかいてもすぐにさらさらになる。この気候は、最高だ。
このセミナーをきっかけに韓国は、のびていく、間違いない。
恒例になった写真撮影がまた始まる。ココでも、健太は、スター。チャン・ドンゴも真っ青。
セミナーも終わり、待望の焼き肉を食べに行く。韓国料理と言えば、や・き・に・くだー。期待十分、韓国流の食べ方は、葉っぱものに、ニンニクのホイル焼きを乗せ、辛みそを塗り、巻いて食べる。これはいける。ぱくつき、ぱくつき。ここでも、キムチ、ナムル、小皿がいろとりどり出てくる。なかでも、かにのキムチが最高ーーーーー。ここでも豆腐チゲをたべる、ココのが一番辛いが、まいうーーー。スプーンでご飯をよそい、豆腐チゲの中にくぐらす。辛みがご飯の甘さと交わり、完璧な味に仕上げてくれる。パーフェクト・グレート・ミラクル。うまい、やみつきになるぜこれは。
最後にスイカとブドウがでる。韓国の人はスイカもブドウも種を出さない。かみ砕いて食べてしまう、便秘に効くらしい、ためしにやってみる。ガリガリ。明日が楽しみ。食事も終わり、大満足でホテルに帰る。
そのまま部屋に帰ると思いきや、少し夜の町をぶらぶら。夜中になると、昼間の町とは違う顔を見せる、酔っぱらいに、涼しいので外で寝る人や、昼には無い露店。(ポンテギという蚕のさなぎ、好みもあるがいまいちな味)30分ぐらいぶらぶらし部屋に戻り就寝する。
4日目(最終日)
やっぱり朝起きれない、夜が遅く、疲れも出てるかも。
11時起床、シャワーを浴び目さまし。3時に昼飯を食べ空港に出発するので朝?はかるくと思いきや、12時ぐらいに、みんなで豚バラの焼き肉を食べたいとなる、軽い飯?
結局注文したのが、豚カルビ、冷麺、豆腐チゲ十分おなかいっぱい。
3時までに、地元のお店に行きお菓子や地元の物を買いに行く。海外旅行の醍醐味はも地元のお店で地元の人が食べているお菓子やお酒をおみやげにするのが、喜ばれる。やすくすむしね。同じ物があれば、免税店で買うより絶対に安い。お菓子などを大量に購入。(金額しれているが1000円ぐらい)。あまり知られていないが、揚げパンが絶品。4個100円ぐらい。
3時近くになりホテルに戻る。荷造りをして、ロビーに集まる。空港に行く前に、お昼ご飯。おなかいっぱいなのにも豆腐チゲをまた食べる。入るから不思議。日本に帰ったら、ダイエットだー。(不思議と日本に帰ったら会う人会う人に痩せたねと言われる、カプサイシンマジック)
後は、車で1時間30分空港に到着。手続きを済ませ送っていただいたシン先生に別れを言い、空港内に突入。全員が戦闘態勢。目標免税店。各自目的の物を探すのに必死。時間は無情、出発手続き開始の時間。長蛇の列を後目に最後の追い込み、免税店は空港の奥深くまで進出している。(免税店の策略にまんまとはまってる?)無事、おみやげもゲットし、いざ、日本。帰りの空の旅へ
本日最後の食事が機内食、ちらし寿司、日本食を食べて一言。辛くない。当たり前か。
飛行時間1時間30分、途中気流が悪く揺れるが問題なく関空到着。ようやく日本に帰ってきた。空港内は、さすが日本の管轄。入国手続き、手荷物の出てくる早さ、すばやい。
関空を出て、師範に挨拶をし、南海線関空駅到着。飛行機到着より1時間で駅のホームに着く。駅でブラックの缶コーヒーを買う130円もした、高い。でも、久しぶりに苦いコーヒーを堪能した。あとは、家に帰りゆっくり風呂に浸かろう。
山本孝 堺支部長が、韓国ウエイト制選手権に出場
見事、中量級準優勝に、輝きました。おめでとう!
ここで、今回の韓国遠征日記(食べ物?)を終わります。師範、先輩、及び韓国のシン先生、お世話になりました。そして、このような貴重な経験を積ませていただき本当に有難うございました。 押忍
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