1965

【2月25日号/シカゴ】  ウェス・モンゴメリはハロルド・メイバーン、アーサー・ハーパー、ジミー・ラヴレイス とともに "クラブ・マッキー" にて、興味を持ったデクスター・ゴードンに胸を張ってプレ イを見せた。(訳注: この文章からはウェスとゴードンが共演したかは不明) 【2月25日号/ルイスヴィル】  ウェス・モンゴメリとそのグループは "アーツ・イン・ルイスヴィル・ハウス" において 1月22と23日の2日間の出演契約をした。 (訳注: 恐らくウェス以外のメンバーは、ハロル ド・メイバーン、アーサー・ハーパー、ジミー・ラヴレイス、後の欧州ツァーの面々である 。) Provabry : Wes Montgomery(g) Harold Mabern(p) Arthur Harper(b) Jimmy Lovelece(dr)         Live at "the Arts in Louisvill House", Louisville; 1/22-23 【ニュー・ヨーク】   2月11日号/ニュー・ヨーク"ハーフ・ノート" のコンサート情報には「不明」とあるが 《Beppo》の海賊盤により記載する。 Wes Montgomery(g) Harold Mabern(p) Arthur Harper(b) Jimmy Lovelece(dr) Live at "Half Note", NYC; 2/12 【3月11日号/フィラデルフィア】   "ショー・ボート" は、改装のため2カ月間閉店していたが、モーズ・アリソンを迎えて 3月に再開する。 他方ペップスは1月の殆どはいつものようにシャッターを閉めていたが、 ユセフ・ラティーフを迎えて月末近くに再開した。 その後のスケジュールがラティーフの後に続いて未契約の領域欄に予約された。ウェス・モ ンゴメリ、ジョン・コルトレーン、ローランド・カーク、そしてスライド・ハンプトンのバ ンドと一緒のシンガー、ロイド・プライス、更にモンゴ・サンタマリアとホレス・シルヴァ ーらが出演する。 【4月8日号/モントリオール】  アンディ・コベットが経営する "リ・ジャズ・ホット" は、1月末から、マリアン・マッ パートランド・トリオ、クララ・ウォード・ゴスペル歌手、モンゴ・サンタマリア、バーナ ード・ペイッフェ、カーメン・マクレア、ソニー・スティット、ユセフ・ラティーフ、ロー ランド・カーク、ウェス・モンゴメリといった出演を予定している。 これらの様子はマッパートランド夫人がCBM−FMのために55分間のジャズ・ディスカッ ションとしてテープに収めたが、それは4月中に聴かれたジャズに関しては最高のものであ った。 【4月8日号/ボストン】   "ピンク・プードル" でのトリオの中心は盲目のオルガン奏者アール・グランデーだが、 彼はJ.J.ジョンソンとウェス・モンゴメリを含むインディアナポリス出身の有名ジャズ・ミ ュージシャン達のために早い時期から相当量の練習を積んでいた。 (訳注: この文章からは ウェスとグランデーが共演したかは不明) 【5月6日号/インディアナポリス】  ウェスは久々に故郷での出演が予定されていたが、欧州ツァーのため解約した。 インディアナポリスにあるラウンジ "ミスター・ビーズ" に4月26日から5月1日の予定だ った。 【6月3日号/イタリア/サン・レモ】  3月20日は第10回サン・レモ・ジャズ・フェスティヴァルが、カジノのコンサートホール で2晩続きで行われた。しかしイタリアのラジオとテレビ・ネット・ワークからの中継がな かったため、必然的に過去により幾分短かった。 にもかかわらず、音楽の質は高いし一般的なプレゼンテーションで照明と音は優秀でした。 (訳注:その他の訪問国についての記述はないが以下判明について紹介する。) 3月20日: 第10回サン・レモ・ジャズ・フェスティヴァルに出演。 3月??日: ブリュッセルにて、TV番組"ジャズ・プリスマ"に出演。(多分この間では?) 3月25日: ロンドンにて、BBC-TV番組"JAZZ 625"にてスタジオ・ライヴに出演。 3月27日: パリにて、シャンゼリゼ劇場でJ・グリフィンを迎えてコンサート。 4月2日: ヒルヴェルサムにて、ヴァラ・ラジオでクラーク・テリーと出演。 4月3日: ロッテルダムにて、クラブ "B−14" に出演。 4月5日: 24日まで、再びロンドンにて、 "ロニー・スコット・クラブ" に出演。  4月25日: 30日まで、ハンブルグにて、NDRラジオの "ジャズ・ワークショップ" 等に 出演。 5月1日: 7日まで、ロンドンにて、 "ロニー・スコット・クラブ" の最終出演。        7日は、ABC-TV番組 "テンポ" にも出演。 【6月3日号/デトロイト】 ウェスはデトロイトにあるクラブ、"ドローム・バー" に5月28日から6月6日に出演。 他のメンバーはヒュー・ローソン(p)、アーサー・ハーパー(b)、ロイ・ブルックス(dr)、の 新グループ。     Wes Montgomery(g) Hugh Lawson(p) Arthur Harper(b) Roy Brooks(dr) Live at "Drome Bar", Detroit; 5/28-6/6 【6月3日号/インディアナポリス】 ウェスは故郷インディアナポリスにあるラウンジ "ミスター・ビーズ" に6月7日から6 月19日に出演した。 他のメンバーはヒュー・ローソン(p)、アーサー・ハーパー(b)、ロイ・ブルックス(dr)であ るが、出演終了後解散した。     Wes Montgomery(g) Hugh Lawson(p) Arthur Harper(b) Roy Brooks(dr) Live at "Mr. B's", Indianapolis; 6/7-6/19 【6月17日号/フィラデルフィア】 フィラデルフィアにあるラウンジ、 "ショー・ボート" でウェスはウィントン・ケリィ・ トリオとともに6月21日から26日までの1週間の出演契約を交わす。          Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr)         Live at "Show Boat", Philadelphia; 6/21-6/26 【ニュー・ヨーク】  上記データにおいて、この間の25日には2〜3時間の距離にあるNYの "ハーフ・ノート " へ、FMのライヴ出演のため車を飛ばしている。 この時のプレイが《ウィロウ・ウィープ・フォー・ミィ/Verve V6-8765》で聴ける。         Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr)         Live at "Half Note", NYC; 6/25 ( 訳注: これ以前に二人の共演の記載が確認できないことから恐らく初共演となる。という ことはディスコ的にかの有名な〈ノー・ブルーズ〉を含む5月録音はありえないのか???) 【7月15日号/デトロイト】  ロイ・ブルックスは "ドローム・バー" においてウェス・モンゴメリの新グループ(ヒュ ー・ローソンとアーサー・ハーパー)と一緒に演るためデトロイトに戻っていた。 (訳注: この記事は【6月3日号/デトロイト】のことであり、かなり遅れて掲載している。) 【7月15日号/ボストン】 ボストンにあるクラブ、 "ジャズ・ワークショップ" でウェスは7月5日から11日までの 1週間の出演契約を交わす。詳細なメンバーは不明。     Wes Montgomery(g) unknown support Live at "Jazz Workshop",Boston; 7/5-7/11 【7月29日号/インディアナポリス】  6週間のヨーロッパ・ツアーにともなって、ウェス・モンゴメリはNY市に戻る前に6月 最初の2週間(6月7日から6月19日)に "ミスター・ビー" のラウンジにおいて出演するが 、途中彼は実家で少しくつろいだ。 (訳注: この記事は【6月3日号/インディアナポリス 】のことでありかなり遅れて掲載している。) 【7月29日号/バッファロ】  バッファロにあるクラブ、 "コールド・スプリング・ボン・トン" でウェスは7月26日か ら8月1日までの1週間の出演契約を交わす。詳細なメンバーは不明。     Wes Montgomery(g) unknown support Live at "Cold Spring Bon-Ton",Buffalo; 7/26-8/1 【8月12日号/ロード・アイランド】  ウェスはウィントン・ケリィ・トリオとともに7月1日から開催している "ニュー・ポー ト・ジャズ・フェスティヴァル" に最終4日の昼の部に出演した。 詳細は別ページで紹介する。         Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Newport Jazz Festival", Newport; 7/4 【ニュー・ヨーク】 Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Half Note", NYC; 8/13 【9月9日号/シカゴ】  シカゴにあるクラブ 、"プラゲッド・ニッケル" でウェスはウィントン・ケリィ・トリオ とともに1週間の出演契約を交わす。     Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Plugged Nickel",Chicago; 8/23-8/29 【10月7日号/ボストン】 ボストンにあるクラブ 、"レニーズ・オン・ザ・ターン・パイク" でウェスはウィントン ・ケリィ・トリオとともにたぶん9月上旬の1週間の出演契約を交わす。      Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Lennie's-on-the-turn-pike", Boston; early-Sep. 【10月7日号/ボルチモア】 "レフト・バンク・ジャズ・ソサエティ" は9月初めに "ジャズ・オン・ザ・チェサピーク " なるコンサートを後援し、呼び物であるウェス・モンゴメリ及び "ウィントン・ケリィ" のトリオでポール・チェンバース、ジミー・コブが出演した。          Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Jazz-on-the-Chesapeak", Baltimore; early-Sep. 【ニュー・ヨーク】 Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Half Note", NYC; 9/17 【ニュー・ヨーク】 Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Half Note", NYC; 9/24 【10月7日号/ニユー・ジャージ】  ニユーアーク市にあるクラブ、 "フロント・ルーム" でウェスはウィントン・ケリィ・ト リオととも10月4日から10日までの1週間の出演契約を交わす。     Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Front Room", Newark; 10/4-10/10 【10月21日号/ニュー・ジャージ】  N.J.州ニューアーク市にある "フロント・ルーム" ではジャズ・アーチストのオン・パ レードを展開する。現在クラブにウィントン・ケリー・トリオとウェス・モンゴメリが出演 している。 その後、ヴァイブ/ハープ奏者ジョニー・リトルは10月11日より1週間出演し、10月23日はソ ニー・ロリンズの出演が予定されている。     【10月21日号/ボルチモア】 ウェスはウィントン・ケリィ・トリオととも "メディソン・クラブ" において "レフト・ バンク・ジャズ・ソサエティ" 後援による日曜夜の巡演を終えた。        Wes Montgomery(g) & Wynton Kelly Torio Live at "Madison Club", Baltimore; early-Sep. 【11月4日号/LA】  LAにあるクラブ 、"シェリーズ・マン・ホール" でウェスはウィントン・ケリィ・トリ オとともに11月2日から14日までの2週間の出演契約を交わすとあるが、「仮です」との注釈 が気になる。 (訳注: 11月、チェンバースは怪我のため入院、詳細は別途ヴァーヴの項で説明。)     Wes Montgomery(g) & Wynton Kelly Torio Live at "Shelly's Manne-Hole; 11/2-11/14(tentative) 【ニュー・ヨーク】  上記、 "シェリーズ・マン・ホール" との日付が気になるが、これも恐らくFMのライヴ 出演のため、この日だけの出演と思われる。 Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Larry Ridley(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Half Note", NYC; 11/12 【12月2日号/シカゴ】  シカゴにあるクラブ 、"プラゲッド・ニッケル" でのマイルス・デイヴィスの出演が土壇 場になってキャンセル。彼は開演前夜に電話で聴衆の前でプレイする気がなくなったと、い わゆる「ドタキャン」をおこなった。 そのことでクラブのオーナーは、急遽オルガンのジミー・スミスに週末の間戻ってきてもら った。 その後、オーナーはウェスとウィントン・ケリィ・トリオに依頼し、マイルスとの契約期間 だった2週目の出演予定に充てた。 (訳注: マイルスの出演予定が10/19-31だったので、ウ ェの出演は10/26-31となる。) Wes Montgomery(g) & Wynton Kelly Torio Live at "Plugged Nickel",Chicago; 10/26-10/31 【ニュー・ヨーク】 Wes Montgomery(g) Wynton Kelly(p) Herman Wright(b) Jimmy Cobb(dr) Live at "Half Note", NYC; 11/19 【12月2日号/ニュー・ヨーク、フィラデルフィア】  NYにあるクラブ 、 "ハーフ・ノート" でウェスはウィントン・ケリィ・トリオととも に11月22日までの出演契約を交わすとあるが、いつからかは不明。 更にフィラデルフィアの "ショー・ボート" では11月22日から12月4日までの2週間の出演 約を交わす。     Wes Montgomery(g) & Wynton Kelly Torio Live at "Half Note", NYC; to 11/22     Live at "Show Boat", Philadelphia; 11/22-12/4