待望《ウェス・モンゴメリ奏法/宮之上貴昭》発売!!
アルバム名 : ウェス・モンゴメリ奏法/宮之上貴昭
アルバム番号: Rittor Music VW-216
リリース国 : 日本
リリース年月: 2001年9月
メディア : ヴィデオ
巨人ウェスの圧倒的な業績を継承する達人、宮之上貴昭が、心血を注いで贈る「ウェス・モンゴメ
リ奏法徹底検証」。
とライナー・ノーツのタイトルとして掲げられた、宮之上貴昭氏をインストラクターに迎えた「ウェ
ス・モンゴメリ奏法」という教則ビデオが、待望の9月8日リットーミュージックよりリリースされ
た。
収録は、Miyanoue Yoshiaki & Smokin'
宮之上貴昭(g) 吉岡秀晃(p) 稲垣護(b) 高橋信之介(dr)
special guest 宇多慶記(org)
というメンバーで、収録曲および内容は以下の通りとなっている。
【CONTENTS】
●オープニング・アクト
"CARAVAN" by Duke Ellington /performed by Smokin'
●プロローグ
●楽器と弦のはなし
●親指奏法概説
●オクターブ奏法概説
●デモンストレーション#1
"FOUR ON SIX" by Wes Montgomery /performed by Smokin
スタジオ・ライヴ&インストラクション
● デモンストレーション#2
"FRIED PIES" by Wes Montgomery /performed by organ trio
スタジオ・ライヴ&インストラクション
● デモンストレーション#3
"TWISTED BLUES" by Wes Montgomery /performed by Smokin'
スタジオ・ライヴ&インストラクション
●デモンストレーション#4
"BESAME MUCHO" by Velazquez De Rivera Consuelo /performed by organ trio
スタジオ・ライヴ&インストラクション
●エピローグ
●エンディング・アクト
"SUNSET STREET" by Yoshiaki Miyanoue /performed by Smokin'
スモーキンや宇多慶記氏、高橋信之介氏とのトリオによる演奏と、宮之上氏による楽曲および奏法フ
レーズの解説が懇切丁寧に収録されている。
ウェス継承派第一人者としてのこの種のビデオがリリースされたことについて、若干遅いとも感じら
とられるが、その分十二分な企画が練られ単に鑑賞用として観ても、教則用として観ても、はたまた
宮之上氏のウェス・テクニックの盗用(失礼)としても楽しめる内容の濃いものです。
このビデオの中で宮之上氏は「私はギターを始めた頃、ウェス奏法に憧れ何度も彼のレコードを聴き
直し、やっと独学で習得する事ができた。その後ウェスの欧州ビデオが発掘され彼の奏法と見比べた
とき、自分の演ってきたことに間違いはなかったと確信を得ました。」と語っています。
そのことは、彼の努力の賜物に尽きることですが、裏を返せばこのビデオがウェスに関していかに忠
実に再現されているかと証明されるものです。
私の所見で申し訳ないが、ウェスと宮之上氏の違い。彼もビデオの中では語っていないのですが、オ
クターヴ奏法の右手の使い方で、ウェスの奏法は親指の付け根をローリングさせ手首は殆ど動かない
のですが、宮之上氏は手首のスナップを利かせ、まるで団扇をあおぐようにプレイします。
どちらが良いか悪いかというのではなく、宮之上氏の方がよりダナミックなヴォリュームが得られる
のは確かです。
ですから宮之上氏の奏法をファニング・プレイ(fanning play)と命名します。
そして「このビデオでは、ウェスも使わなかったより高度なたテクニックを交え豊かなサウンドを披
露します。」と、彼の更なるギター・テクへの向上心が感じ取られました。
特に、ライト・ハンド奏法は見物のひとつです・・・が、あとは実際購入していただき確認してくだ
さい。
勿論、その解説ではウェス独特の親指によるピッキングや、オクターヴ奏法、ブロック・コード・ソ
ロやツー・ファイヴを想定したフレージングなど多彩な角度からウェス・スタイルの神髄を詳細に分
析しています。
以下に販売情報を記載する。
====================================================
収録時間 ; 95分
販売定価 ; 5200円
発売年月 ; 2001年9月8日
販売元 ; リットーミュージック
====================================================
|