きままんま

「気まま」のように、「気」のつく言葉や表現に、「気をつけて」みていこうと思う。
ただし、「大気」などに関する言葉ではなく、あくまでも人間の「気」の方だ。
まず熟語では、

「気運」「気味」「元気」「正気」「雰囲気」「気概」「気焔（えん）」「気鋭」「気勢」「気迫」「気力」
「気風」「気分」「気性」「気質」「気長」「人気」「意気」「本気」「勇気」「和気」「病気」…

などが挙げられる。
つづけて、状態を表す語を見てみよう。

「気を静める」「気が狂う」「気が散る」「気がきく」「気がつく」「気が荒い」「気がいい」
「気が短い」「気が長い」「気が多い」「気が大きい」「気が小さい」「気が重い」「気が軽い」
「気が遠くなる」「気をくじく」「気が抜ける」「気を吐く」「気が知れない」「気が違う」
「気がはやる」「気が進む」「気を引く」「気を入れる」「気がある」「気にいる」「気をもむ」「気に病む」
「気を回す」「気を配る」「気に掛ける」「気がさす」「気になる」「気が置ける」「気まずい」
「気を悪くする」「気がみなぎる」「気がつまる」「気もそぞろ」「気のせい」「気を取り直す」
「気が晴れる」「気が沈む」「気が落ちる」「気がふさぐ」「気が滅入る」「気をよくする」
「気が尽きる」「気が合う」「気が気でない」「気が立つ」「気が引ける」「気が触れる」
「気に食わない」「気にさわる」「気の毒」「気を失う」「気を取られる」「気を張る」「気をもたす」

まだあるかもしれないが、よくあるものだ。
それらそれぞれを、図か絵のようにして考えてみたことはあるだろうか。
だいたいのものはイメージがわいてくる。
なかには、どう表現したらいいのかむつかしいものもある。
あらためて、こうして見てみるとおもしろいものだ。
一番わからないのは「気が触れる」が、どうして「狂った」状態を表すのかだ。

「気」という言葉をふだん何気なしに使っているが、
こうしてたまには、意識的にみてみると、ちょっと不思議な感覚におそわれる。

あなたはどのくらい図にできるだろうか。
似たようなものもあって、思ったより結構難しいものだ。
まったく表現のしようもないものもある。
あなたもちょっと挑戦してみてみては…。

このほかにも言葉を見つけたら教えてください。



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