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漢方薬の面白い考え方
漢方薬は、症状を抑えると言うより、体の代謝の流れを良くし
体のバランスを整えるものとだと思います。
血熱をとることで「血」のめぐりをよくする漢方薬
たとえば風邪をひいた時、体温計では、熱があるのに、気分が悪い時と、気分が悪くない時があります。
気分の悪い時は、熱がこもって、熱の産生と熱の発散のバランスがうまくいってない状態です。
血熱が高い状態と漢方では、言います。
また脳、心臓、肝臓などの使いすぎで疲れている時、各臓器に熱がこもっている時があります。。
これも血熱が高い状態と言えます。
疲れているからすべて栄養を与えるのではなく血熱をとることで
気血のめぐりをよくし、元気にすると言う考え方です。
命門の火を元気にする漢方薬
人間は生まれるとき、両親から生命の基(生命エネルギー)を戴きます。
これを元気(元来の生命エネルギー)といい、命の火「命門の火」と言われています。
この命門の火を燃やし続けるのは、酸素と宇宙エネルギーそして大地に生まれる植物と水です。
弱った命門の火を強く燃やし、弱った生命エネルギーを元気にすると言う考え方です。
経絡の塞がりを開き、気血のめぐりをよくする漢方
経絡は全身くまなく網の目のよういきわたり気血を全身にめぐらせて、生体の恒常性を保っています。
この経絡の滞りを開いて元気にすると言う考え方です。
たとえば、意識や精神が混濁してもうろうとなった時や
立ちくらみや暑さ負けなどで気を失った時が経路が滞った状態です。