第21次石子路之会自行車訪中団選抜隊堂々の神戸出発

唐須 京子

 「シルクロードを 自転車で走りたい」から始まった石子路之会であったが、中国を実際に走るまで(中国政府の許可を得るまで)8年もかかり、今年の中国全土走破までに28年という月日がかかっています。
 シルクロードを走るまでには、中国での自転車の実績がいるとのことで、1983年に済南〜南京をはじめて走り、10年目の1992年に夢であったシルクロードを実現、ギネスブックに載るのではと言いながら走ったチベット、なんとも考えられないような夢が実現していった。そして、それに参加できたことを感謝しています。一人では実現できないことが、石子路之会の皆さんの力で現実のものになり、大きな原動力となっているのですネ。
 今から北京のゴールが楽しみです。

(唐須さんは、現在、選抜隊と行動を共にしています。原稿はファックスでいただきました。)
(写真は東田さんから送っていただいたものの一部です。画像をクリックすると大きくなります。


サポーター記録1

古本 功子

AM9:00
 兵庫県庁1号館南広場にはたくさんの県の職員、市民そして石子路のメンバーがこれからはじまる石子路之会訪中団選抜隊の出発式に集まっている。井戸県知事はじめ関係諸氏より激励の言葉を賜り、選抜隊員の固い決意表明を高々と読み上げる。各人おのおのが、今日から展開するそれぞれのドラマを想いながら在日の学生による韓国舞踊で和む。

AM9:30、“いよいよ”の実感とともに、伴走を含む30余名のサイクリストが一斉にスタートした。約1時間の快適なランで明石市役所着。よく冷えたお茶のペットボトルで歓迎を受ける。



AM10:30,明石市長 表敬訪問。

すっかり陽の昇った真夏日の中、伴走の方達の見送りを受け、再度、意気新たに出発する。加古川、姫路で最後の伴走者とも別れいよいよ選抜隊のみとなる。

AM11:30、ちょっと早い昼食。‘おろしカツ定食’で英気を養いこの戦いに勝つぞ!午後は、室津・赤穂に峠が3つ。黙々と走り、水分補給の繰り返し。持参したタンク一杯のポカリと、午後一番にdiscountshopで購入した氷1kg.×6、水2?×17、お茶2?×2が大活躍する。長い峠の途中、PM3:40頃より小一時間ほど大粒の雨が降ったり止んだり・・・。汗と暑さに火照った体には、心地よい外からの水分補給となる。室津では、「石子路の方たちですね。お昼のニュースで見ました。頑張ってください。」と声をかけられ、うれしく、奮起する。また、下見のときに、楢崎・竹田両氏が昼食でお世話になった店に立ち寄ると、よく冷えた水とあたたかい励ましの言葉で歓迎を受け胸にジーンと来る。隊員たちは、汗と涙のミックスを抱えてひたすら走り続ける。

夕方に入ると照りつけは和らぐが、空気はまだ温かい。それでもうんとしのぎやすくピッチを上げ、本日、後楽園近くで予定されている花火大会への人出と混雑することなく、PM7:001日目の宿泊場所まきび会館に到着。車窓から見た、浴衣姿の娘さんが後ろに彼を乗せて走る岡山式サイクリングに眼が点となる。

夕食はバイキング。運転手さんの労をねぎらい、飲み、食べ、喋って明日への英気を養い、眠りに付く。
           

本日の記録・・ パンク3回
クイックが外れなくてのコロリ転倒1回
さすが選抜隊 平均時速27〜30キロかな?伴走車に乗っていて違和感のない速度下りは45キロ強出ていたのか?ネズミ捕りの姿に思わず連絡  (自転車のスピード違反を心配しました)
美づくし・・・・ 健脚組みばかりでさえ、お互いに風除けになったり後ろから支えあう姿がうつくしい。 
暑さとの戦いでしかめる顔もうつくしい。
日焼けした肌に滴るあせもキラッと輝きうつくしい。 

何よりも一日を走り終えた満足感の笑顔がうつくしい。


サポーター記録2

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