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11/8/03

sarria(5:56)〜Portomarin(1154) 21.5km 晴れ

 暗闇の中を歩きはじめてすぐ蛍が飛んでいるのを目にする。sarriaから一段と人が多くなったように思う。霧が出始めますます視界が悪くなる。 松本さんが膝の痛みを訴える。昨日の下りがきつかったようだ。 巡礼道は少しアップダウンがあるが、よく整備されていて歩きやすい。途中、santiago de compostelaまで100kmの道標があり、記念写真をとる。自分でも不思議なほどなにも感慨がわかない。
 緑が多いが日が出るとやはり暑い。大きな川を渡り坂を登るとそこが本日の宿泊地portomarinだ。albergueの受付が1時。早く到着した者から順にalbergue前の広場にリュックを置いて順番とり(写真)をする。
 ここでも2棟あるalbergueに全員が納まりきらず、体育館に収容された人も多くいた。
 ここで珍しい人に出会った。一人は2ヶ月ほど前にフランスで出会った人。もう一人は1ヶ月ほどまえにスペインで出あった人。私の方はだいぶ道草をしたのに、彼等も...なつかしい。


12/8/03

Portomarin(5:56)〜Palas del Rei(12:32) 23.9km 晴れ

13/8/03

Palas del Rei(6:00)〜Melide(10:21) 15km 晴れ

14/8/03

Melide(6:00) 〜Arzua(9:42) 14km 曇り

15/8/03

Arzua(6:00)〜Lavacolle(13:21) 28.8km 曇り一時雨

 昨夜は久しぶりに強烈ないびきに悩まされる。1時ごろから2時間ほど眠れない。本人はいい気なものなのでこたえる。がまん、がまん。
 歩きはじめて、40分間近く歩くと懐中電灯もいらなくなる。薄明かりの巡礼道の両サイドは靄にけむった林だ。この時間が一番美しい。小鳥の声も聞こえる。灼熱の砂漠のような巡礼道もスペインならこんな道もスペインだと言いたげな巡礼道。
 Santiagoまでの残り距離を表示した石造りの道案内が21.0km,20.0km,19.0km....いまのところ何の感慨もわかない。この旅が終わるのか続くのかもあまり意識しない。
 写真は小雨降る中長い鎌で草刈をしていた女性。トラクターで草刈をしているのを見慣れた目にはとても新鮮。
 19km地点のArcaで巡礼宿を探し損ねてLavacolleまで来てしまった。おかげできょうはHostal泊まり、ひとり15ユーロ。Santiagoまであと10km.
 Santiagoからポルトガル経由で帰る我々と違って、一足早くMadridに戻り帰国する田村さんはArcaを過ぎたところで切符の手当ての関係で、きょうはSantiagoまで歩くという。切符の手当てがつき次第、明日10:30にカテドラル北側の修道院前で落ち合うこととする。

16/8/03

Lavacolla(7:00)〜Santiago de Compostela(10:24) 10.0km 雨のち曇り

 きょうの行程は10km。いつもより1時間遅れで小雨の中を出発。Monte del Gozoにくると雨もあがる。