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ブルー・シティー(ジョードプール) 午前8時頃、ウダイプルを出発したバスは、乾いた大地をクラクションをブッ放しながら、快調に走っている。またクラクションの音が、各バスやトラックによって、違うのだから、ウルサクって仕方がない。 以前、シリグリから乗ったバスやインド北部で乗ったバスは、こんなにウルサクなかったぞ。 パウパウ♪パウ〜やキュルル♪キュルルルルゥ〜やら、ラジャスターンだけなんでしょうか? 1回目の休憩のとき、ペットボトルの水(1リットル)を買って、ジャイプルでよく食べていた、肉(?)団子にチリソースがかかったのを食べた。器が新聞紙なのが、インドっぽい。 また渋滞になったりすると、どこからともなく売り子が現れて、アイスキャンディーやジュースや水やら、ここぞとばかりに、商売に熱が入っています。 俺も冷たい水が飲みたかったので、少年から15Rsでペットボトルの水を買いました。 最初に10Rsを窓から渡し、残りの5Rsを払おうとしたら、バスは走り出した。 諦めず走ってくる少年をよそに、バスはスピードを上げる。 5Rs払いそびれました。 そしてバスは、出発から約7時間後の午後3時頃、ブルーシティーと呼ばれている街、ジョードプールへやってきました。 バスを降りて、すぐに声を掛けてきた客引きに連れられ、オートリキシャーに乗って、とあるゲストハウスへ。移動中に知ったことだが、この客引きは、ゲストハウスのオーナーだと言うこと。 立地条件も良かったので、この宿に泊まることにする。
宿はウダイプルと違い、今回は、1泊250Rsのゲストハウスだ。 部屋はとても広く、洗面所とトイレが2つある。 リュックを降ろし、中に入っている物を取り出す。 25インチくらいありそうなTVの上に、CDウォークマンとスピーカーを設置。 その横には、CDが20枚くらい入っている袋を置く。 こんな物、持ってこなくても良いんですが、あった方が快適に過ごすことが、出来るのです。 でもこれが無ければ、荷物はかなり減っている。 さらに、テーブルをベッドの側に持ってきて、二つのベッドを引き離す。 次に洗濯ロープをドアノブや窓の取っ手に張り、これで準備完了。 設備が整ったホテルも良いが、何かしらが不十分なゲストハウスの方が、旅してる感じがして、落ち着く。 それに快適に過ごすための工夫も自分自身で出来るので、これもまた楽しみの一つだ。 さて、着いたばかりの街をどうやって自分のものにしていきましょうか。 とりあえずカメラをぶら下げて、宿近くを歩いてみた。 さすがブルーシティーと呼ばれているだけあってか、青い壁の家が多い。 通りは、道幅も狭く、牛のウンコが落ちてたりして、ちょっと臭いです。
歩き出して、すぐに日本人旅行者と出会い、しばらく一緒に歩くが、自分がどこを歩いているか、分からなくなったので、「また縁があれば」って感じで、一人で歩くことにした。 まだ着いたばっかりですが、帰りの切符を買いに、列車の予約オフィスへ行くことにした。 行きは、オートリキシャーで行って、道を覚えて、帰りは、歩いて帰ろうと思っている。 来た早々、帰りの切符を買う旅なんか、したくないんですが、5月4日の夜行列車でデリーへ行くことにした。チケットの値段は、252RsでクラスはSL。 さてと、のんびり歩いて帰るかと、近くにある、スィーツ屋さんで、サモサとラッシィを食べる。 この店は、最初にレジで食券を買って、そして作っている人に渡すシステム。 駅近くだけあってか、大きな荷物を持った人達が多い。 そして次は、酒屋(English Wine Shop)を目指して歩く。 行きに、酒屋を2軒ほど発見したので、そこを目指し、写真を撮りながら歩く。 こうやって街を歩き、街の距離や地理を把握し、どんどん自分の体に吸収されてゆく瞬間が、たまらなく好きだ。 ジンとウォッカを買った後は、活気溢れる通りを歩く。 大きな道路の両端には、商店が建ち並び、その前には、露店が広い間隔で並んでいる。 その先には、大きなゲートが見える。 ゲートをくぐると、この街のヘソのように建つ、時計塔があります。 この時計塔を中心とした、旧市街は、バザール(Sardar Market)が開かれていて、人、牛、犬、ラクダなどが行きかい、活気あふれる。 売られているものは、生活日用品から服、アクセサリー、など。 その裏通りへ行けば、食料品の市場へと続く。 米が数種類もあり、大きさ、色が違う。 野菜もたまねぎ、なすび、にんにく、ニガ瓜なんか、日本と比べると、一回り、小さい。 かぼちゃのようなメロンもあります。 美味しいんかな?
空を見上げるように、上を向けば、ジョードプールのシンボルでもある、メヘラーンガル城の城壁が夕日に照らされ、後光を放つかのように圧倒的なスケールでそびえ立っている。 明日、行ってみようか。 本日の夕食は、ゲストハウスの屋上のレストランで食べることにした。 何故ならば、食堂が見あたらないからだ。 スィーツ屋さんや、チャイ屋、サモサなどのスナックが売っている店は、結構、目に付くんですが、ちゃんとご飯が食べられそうな店が、全然、見あたりません。 探し方が、悪いんだと思うんですが。。。。 そんな訳で今日は、宿の屋上で。 注文したのは、パニールパコーラとトマトソースのスパゲッティ。 結論から言うと、全く美味しくありません。 パニールパコーラは、衣が剥がれてるし、油も古い。くどい。 スパゲッティは、作ったヤツを殴りたくなるくらいの味。 ちょっと食べただけで、食欲が失せたので、ほとんど残した。 はぁ〜、美味しいスパゲッティが食べたい。 でも、ここからの眺めは、最高に良い!!
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