ホワイト・シティー(ウダイプール)

    ここ2日間、睡眠不足だったので、昨夜はお酒を飲むこともなく、10時間ほどグッスリと眠れた。
    さすが、本来750Rsの部屋だけあって、快適で、寝苦しい思いをすることもなかった。

    本日の服装は、昨日、街散策の時に買った、白い綿のズボンと、水色の長袖シャツという、
    すごく爽やかな、服装なのです。
    そしてカメラ(OM-2)には、 カラーフィルムを入れる。
    今日の午前中は、観光がメインになるので、モノクロよりもカラーが、良いなと思う。
    絶対に色が欲しくなるんで。
    もう1台のカメラ、ローライ35Tにもカラーフィルムが入っている。

    ホテルを出ると、すぐ横にチャイ屋があるので、そこでチャイを一杯飲み、タバコを吸って、お出かけ。

    向かった先は、ウダイプール観光のメイン、シティー・パレス。
    シティー・パレスは、旧市街を見下ろす感じで、建てられている、大理石と御影石で出来た、壮大な宮殿だ。
    宮殿は、いくつかのパートに分けられていて、一般公開されている博物館のことをシティー・パレスと呼ぶらしく、かつての本殿だそうだ。
    南側の建物は、現在のマハラーナーの住居として使われているため、僕達一般人は、入れない。
    (門番に頼んでみたけど、入れませんでした。)
    見学できる所は、その一部とはいえ、それでも広いんですが。

    シティー・パレス(宮殿)

    部屋の中は、狩りや戦いの絵画が飾られていたり、装飾品を見たりと言うくいらいなもんですが、ここは、それがメインではなく、建物自体が素晴らしく見応えがありました。

    写真もアンベール城よりもたくさん撮った。
    一人で、どっか行って、こんなにもテンションが高くなるのも珍しい事です。


    眺めも当然、すばらしくホワイト・シティーと呼ばれている、ウダイプルの町を見下ろすことが出来ます。

    ホワイト・シティーだけあって、白いのかと思っていたら、全体的に青白いって感じでした。

    シティー・パレス内にて

    この街で有名なのが、匠な工芸などの品々。
    民芸品、銀細工などなど、いたるところにジュエリーショップが軒を連ねている。

    「ハロー」などと声を掛けられて、シティー・パレス内にある、ジュエリーショップに入ってみた。
    何か、買おうかなと思うが、やっぱ良い物は、どこでも値段が高くて、手が出ない。

    そそくさと、そんな店を出て、昨日、サンセット・ポイント(夕日が良く見える場所)へ行く途中にみた、チベタン・マーケットへ行くが、数店の簡易テントの店には、普通にかばんやシャツなどが、売っているだけで、チベットらしさは、何も感じられなかった。

    暑いのを無理して、ピチョラー湖のガートへも行ってみた。
    湖は、見事に干上がっていて、湖底のゴミが、無数に広がる、広場のような。。。
    地元の青年達が、そんな広場でバイクを走らせて、遊んでいる。

    目先を遠くへ向けると、ここウダイプルで有名な、レイク・パレスというホテルが見えるが、その付近も、汚い沼地って感じで、情緒もへったくれもない。

    ここの人たちは、湖のゴミを掃除しないのだろうか?

    通りは、相変わらず、オート・リクシャーやバイクの群れ、クラクションが鳴り響き、暑さもまして、さらにうるさく聞こえる。

    その合間を悠然と歩く、神聖で不衛生な牛たち。
    いきなりウンコもするので、むやみに近づきたくない。

    そんな通りを、カメラをぶら下げ歩いているだけでも、楽しい。
    しかし、暑い。

    それにしても街の壁に描かれてる絵や、壁の色など、青い空に良く似合っています。


    シティー・パレスから見た街並み

    観光エリアを離れると、通りにはバザールが開かれている。
    銀細工などのジュエリーショップが軒を連ね、その次は、サリーなどを扱う布屋。
    どの見せも色彩豊かで、これもまた、青い空に似合っている。
    布屋の次は、靴屋が並んでいて、人通りと、クラクションの響く音が、絶えることがない。

    ウダイプールの街は、坂が多くて、この暑さの中、歩くことが、けっこうキツイ。
    街を歩いている途中に、パイナップルジュース(15Rs)とラッシィ(15Rs)を飲む。

    話しは変わるが、
    日中の日焼け対策として、日本から日焼け止めを持ってきているが、肌に合わず、塗った箇所は、かわいそうなくらい、ブツブツ発疹が出てきたので、ここ2日、一切使っていない。

    長袖の服を着て、タオルを頭からかぶり、日差しを避けてはいるが、顔は、見事に日に焼けた。

    それと、久しぶりに日本語でネットをしたが、海外で日本語を見ると、癒されます。
    ここのネットカフェのオッチャンが、ペットボトルの水を買わないかと勧めてきますが、売店で買うよりも2Rs安く、10Rsだ。特に怪しい水じゃないので、お買い徳です。

    夕方、酒屋を求め、商店などが立ち並ぶ通りを歩いていると、エレファント・ゲートと呼ばれている、門の近くで、犬がバイクに轢かれたのを見てしまった。
    犬は、バイクに引きずられ、片足が見るも無残に。
    インドの街中では、よく犬を見かけていたが、事故は、初めて見ました。

    (左)ウダイプールの通りにて (右)ライトアップされたジャグディシュ寺院

    夕食は、昨日も行った、Mayur Cafe。今宿泊しているホテルの屋上にある、レストランだ。
    昨日は、ここでトマト&玉子スープとマトンマサラ、プレーンライスを食べたが、ジャイプールで食ってたもんは、何だったんだ!と思えるくらい、久しぶりに美味しい食事にありつけた感じだった。

    そして今日の夕食は、トマトサラダにチキン&エッグマサラとプレーンライス。それに今夜は、ビールも1本飲みました。これで値段は375Rs(約800円)とインドにしては、かなり贅沢な食事。

    目の前には、ジャグディシュ寺院というヒンドゥー寺院が見下ろせます。
    この寺院は、日が暮れると、赤い灯りが点されて、お経なのか?音楽が、けたたましく響き始めます。

    ウダイプル、ジャイプルと違い、過ごしやすく(特に夕方は)、いいところですが、明日は、早朝のバスでジョードプルへ。

    ああっー!2泊3日じゃ、物足りない。
    ウダイプール、のんびりするのは、もってこいの街でした。


    ☆ おまけ

    シティー・パレスのチケットです。
    入場料(上)50Rs

    カメラ持ち込みチケット(下)200Rs