車のメンテナンスについて KSROM ホームページへ
車で一番大切なのは、メンテナンスです。
ロムチューンするしないに関係なく、メンテナンスが出来ていなければ、
必ず、エンジン不調になり、エンジンブローの原因となります。
ほとんどのトラブルは、メンテナンスが出来ていない為に起こります。
1、エアークリーナの洗浄・交換
エアークリーナが汚れてくると正常に吸入量が、計測が出来ない為、燃料が、薄くなります。
また、洗浄しても目詰まりする場合が多く、エアクリーナも湿式・乾式とありますが
湿式タイプは、エアフロがオイルで、汚れやすいので
乾式のタイプの純製交換タイプを定期的に交換して下さい
2、エアフロセンサーの洗浄(日産・スバルのホットワイヤー・ホットフイルム式のみ)スロットル洗浄
エアークリーナが汚れるように、エアフロセンサーも汚れてきます。
センサーが、汚れてくるとコンピュータに正常に信号が送れないので、
アイドリング不調、ノッキング、燃費悪化、パワーダウン、加速不良・エンジンブローの原因になります。
また、ROMチューンしても逆にパワーダウンしたり、性能がでませんので、
走行の仕方にもよりますが、5000~8000km毎に洗浄して下さい。
洗浄方法は、エンジンが冷えている状態で、バッテリーのマイナス端子を外して、
エアークリーナーも外します。そして、エアフロの配線カプラーを外してエアフロ本体をはずします。
エアフロの吸入口を見てみるとセンサー(細いワイヤー状)が見えると思います。
(センサー部分には、絶対触れないように!)
その部分をエアフロスプレーで15cmぐらい離して、約3秒 洗浄します。
そして、しばらくしてから(10分ぐらい)エアフロを取付けて元に戻してください。
エアフロセンサー洗浄は、日産・スバル車のホットワイヤー・ホットフイルムのエアフロだけです。
また、スロットルも洗浄していないと各マップのズレが生じますので、必ず、定期的に行って下さい
3、プラグのチェック・定期的交換
プラグは、エンジンの状態がわかります。定期的に焼け具合をチェックして下さい。
3~4速ぐらいの全開走行直後の焼け具合を確認して下さい。
(ガイシ部分の色をチェック 新品は、真っ白ですが、色がついている~薄いきつね色なら正常です))
交換時期は、走行の仕方にもよりますが、
レシプロ 10000km 毎 ロータリー 6000km毎
特にROMチューン後は重要です。プラグの焼け具合は、ブーストを
少しづつアップしながら焼け具合・ノッキングに注意してチェックして下さい。
又、すべてのプラグが、平均的に焼けているのも重要です。
4、走行距離の多い場合の交換部品・点検
走行距離 | メンテナンス |
5~6万キロ | 燃料フィルター・タイミングベルトは、消耗品ですから新品に交換して下さい |
7~8万キロ | 燃料ポンプは、消耗品ですから新品に交換して下さい また、触媒の詰まりもチェック |
8~10万キロ~ | タービン・シリンダーヘッドオーバーホール(ヘッドガスケットの新品交換含む) エンジンは、コンプレッションを測定して限度値に近い場合はオーバーホールが必要です。 また、O2・エアフロ・水温・加速・スロットル・ノッキング・ 点火系のセンサー(クランク角センサー・パワートランジスターなど) ハーネス関係、各ホース関係、バルブ・レギュレターなどを全て点検して 不良・劣化している場合は、全て、新品に交換して下さい |
ロムチューンするしないに関係なく、走行距離に合わせたメンテナンスを行っていないと
パワーダウン・ノッキング・プラグの焼け過ぎ・エンジンブローの原因となりますので、必ず、行って下さい
また、ディーラ等で、走行距離に合わせたメンテナンスの燃料ポンプ・燃料フィルターの交換依頼をすると
アイドリングだけの燃圧をチェックして、”交換しなくて大丈夫です”なんて適当な事を言われても
消耗品ですからトラブルの原因になる前に 必ず、交換して下さい。
5、点火時期のチェック(自動調整車除く)
中古車に限らず、新車でも狂っている場合が多く、必ず、基準値に合わせて下さい。
点火時期が、基準値より進角しているとノッキングの原因となり、逆に遅角していると本来の性能が出ません
6、水温・油温・油圧・負圧・ブースト圧などのチェック
常に車の状態を知っておく事が必要です。何か?異常を感じたらすぐにに点検・修理をしなければ
エンジンブローなどの大きなトラブルになります。
特にサーキット走行のような高負荷連続走行する場合は、正確なメータ類を取り付けて
オイルクーラー・大容量ラジエターは、必ず、必要です。
ブーストに関してもノーマルの基準値より高過ぎたり、低い場合もチェックが必要です。