一 日 葬 | |
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開設 令和6年5月20日 | 更新 令和6.7/22 10/25 |
通夜式を割愛して、執り行う葬儀を言いますよね。
お勧めいたしません。
理由は二点あります。
故人の成仏の応援時間が少なすぎます。
お通夜とは、
僧侶のお勤めの時間だけではありません。
僧侶のお勤めはお通夜の初めです。
僧侶が去った後は、遺族の人達で成仏の応援を、
一晩中、続けるんです。
詳しくは、菩提寺のご住職にお聞き下さい。
通夜、字のごとく、夜を通してと書いてあります。遺族は、一晩中、
故人の成仏を
応援し続ける必要があるんです。
「故人を一人にするな」と言われているんですよ。
また、
日本古来、大切なことは、丸一日(まるいちにち)掛けて、行うことになっています。
皆さんの本山で勤められる、
宗祖の報恩講とか、宗祖の祥月命日の法要は、
3日間法要であれば足掛け4日間、
一週間法要であれば足掛け8日間行われています。
私達の感覚よりも1日多いのです。
知っていますか?
ご住職に、お聞きください。
ふざけた質問で御免なさいネ。
私たちの一日は、朝起きて、夜寝るまでですよネ。
では、夜、寝ている時は、
今日(きょう/本日)ですか、
明日(あす/あくる日)ですか。
真剣に考えたら寝られないですよ。
馬鹿に付き合って頂き、有難う御座います。
またまた、ふざけた質問で御免なさいネ。
0時に始まって、24時が終わりです。
知ってますよね。
日付変更は、真夜中の零時です。
仏教の一日は、太陽が沈みかけてから、
あくる日の太陽が頭上真上に来る(正午)までをいいます。
六等分します。
仏教言葉でいいますと、
日没⇒初夜⇒中夜⇒後夜⇒晨朝⇒日中の順番になります。
読み方は、にちもつ⇒しょや⇒ちゅうや⇒ごや⇒じんじょう⇒
にっちゅうの
六等分です。だから、約4時間づつですわ。
すなわち、
日没(にちもつ)とは、太陽が沈み始めたころ、
すなわち、午後4時ごろを中心に前後2時間です。
初夜(しょや)は午後8時ごろを中心に前後2時間です。
中夜(ちゅうや)は夜中の零時ごろを中心に前後2時間です。
後夜(ごや)は午前4時ごろを中心に前後2時間です。
晨朝(じんじょう)は午前8時ごろを中心に前後2時間です。
日中(にっちゅう)とは、
太陽が頭上真上(ずじょうまうえ)に来た時、
正午(午後0時)ごろを中心に前後2時間です。
以上が、仏教の一日(いちにち)です。
昔から、大切なことは、
丸一日かけて行うことになっています。
だから、足掛け2日(ふつか)になるのです。
人生の中で最も重要なお葬式は
丸一日にかけて
行う必要があるという事です。
よって、一日葬はNGなのです。
ご理解いただけましたでしょうか。
結婚のお祝いは、午前中に行くのが、
日本の習わしって知っていますよね。
病気のお見舞いも午前中行くものなんですよ。
先ず、暦(こよみ)って、
大安とか友引とか仏滅のことです。
順番に言えますか。
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口を六曜と言います。
旧暦の1月1日と7月1日は先勝からはじまります。
2月1日と8月1日は友引からです。
3月1日と9月1日は先負、
4月1日と10月1日は仏滅、
・
・
と決められているんです。
では、ここで、質問です。
勘のいい人は、察しがつきましたね。
大安の始まりは何時頃ですか、終わりは何時頃ですか。
答えは、
太陽が沈みはじめ(午後4時ごろ)に始まり、
あくる日のお昼頃(正午)までです。
よって、友引の日のお葬式は、
午後3時以降に出しなさいと言われています。
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