へなちょこ ヨット
フレンド
[T]きっかけ (1990年頃の話)
@まず
ある懇親会の席で
Aさん「私は小型船舶操縦免許を持ってるんですよ。」
わたし「それって、なんですか?」
Aさん「モーターボートの操縦免許です。」
わたし「私にも取れますか。」
Aさん「簡単ですよ。一発試験と講習会があります。1級と4級があります。出来るだけ、1級を薦めます。」
その後、インターネットで色々調べると、4級は2〜3日で費用は¥80,000.−程で、1級は10日程で¥200,000.−ほどだと分かった。 4級の講習はあっちこっちでやっているが、1級はJEISだけのように感じた。
A海技免許取得方法
講習か試験かで悩みましたが、1級の講習に決定。土日丸1日が2回と月〜金曜日の午後6時〜9時まで、40時間の講習を受けた。
土曜日が初日で、土日月火水木金土日の日程だ。
申し込み時、欠席は認めないと言われた。
初日の説明で、欠席は原則認めないが、全講習終了後に補講で対応するとの説明。一安心。
2日目の日曜日に1時間の遅刻(欠席)、講師の温情で、昼休みに補講。
6日目の木曜日は全休。7日目の金曜日に、6日目の項を自宅学習を命ぜられ、8日目の土曜日に臨時テストを実施し、合格すれば補講と見なすとのこと。クリアす。
実技は1級船と4級船の両方の練習があったし、修了試験も両方で実施された。
B実技講習
始業点検
岸壁から、指を差しながら、「前方異常なし(前良し)。」、「横異常なし(横良し)。」、「後ろ異常なし(後ろ良し)。」と声を出して、異常の無いことを確認し、乗船。すぐ、反対の舷を見て「異常なし。」を発声。 エンジンルームを開いて、「エンジンルーム異常なし。」、次に、クラッチレバーとハンドルを操作して「異常なし。」と発声。 「エンジン始動します。」と大きな声で発声し、全員に注意を喚起し、エンジン始動をする。
離 岸
講師「安全を確認して、出航してください。」
小生「前方:良し、右:良し、左:良し、後方:良し。後進。回転1000回転。」 後進に入れる前に警笛3回鳴らした。
スラロームの練習 講師「左の短い煙突を目標にハンドルを切って。」「はい、右の赤い倉庫にハンドルを切って。」「左の長い煙突にハンドルをきって。」「左の黒い建物にハンドルをきって。」「はい、前方の橋の中央を目指してください。」「はい、お疲れさん、回転を落として、クラッチをニュートラルにして下さい。」の繰り返しだったと思います。 滑らかな走行を要求され、ある程度のスピードも要求された。
着 岸 着岸は岸壁にある本船係留用のビットとビットの間で、岸壁より1メーター離して、岸壁に平行に停船させる。停船は、クラッチをリバースに入れてブレーキとする。
落水者の救助 操船者と救助者の2人の共同作業。 救助者「落水した。」と大声で操船者に知らせる。 操船者はユーターンして、落水者に近づき、落水者を船の右側または左側に来るように操船し、微速で落水者に近づき、直前でクラッチを中立にする。救助者はフック棒でマーカー(落水者)を引き上げる。
C実技試験のハプニング
実技試験の当日、風が強い。 講師「風が強いんで、スラロームの試験は練習時とは90度変更して試験をします(スラロームの目標物がなくなってしまった)。スピードはゆっくりで良い。とにかく、ブイの間を縫ってください。」 講師「着岸ですが、岸壁から5メーター(練習時は1m)離して、岸壁と水平に停めてください(ビット間はフリーになる)。」
[U]処女航海
@免許取得の披露
免許取得を誰かに喜んでもらいたいと思い、ハム(アマチュア無線)仲間に空(電波)で披露した。
A招待を受ける
新西宮ヨットハーバーに係留されていたパワーボート(YAMAHA:SC34)の招待を頂きました。 今日のクルージングは淡路島西回り一周です。 ハーバーを出てすぐ、オーナー「はい、操船をかわりましょう。」ということで、小生が操縦をする、が、しかし、道路の様に道が無いから、何を目標に走ればよいのか大変こまった。 オーナー「コンパスを見て走れ。」 中々、しんどい仕事です。 オーナー「あの前方の船を目標に行きましょう。」「向かってませんよ。」 小生「目標にしてますけど。」 オーナー「貴方の目と、このパワーボートの船先と目標の船の3点を結んで走って下さい。」つまり、道路というガイドしてくれるものがないから、ビギナーの私は目標を見ているが、パワーボートは違う方向に向かって走っているのである。 淡路島の西の浅瀬でアンカーリングで昼食。小生、10分もしないうちに船酔い。早く出発して〜。 またまた、小生が操縦。オーナーは缶ビールを片手にビギナーの指導。
小鳴門の入り口で、オーナー「あれ、何かにぶつかったぞ。」 小生「分かりません。」 インターホーンでキャビンへ、オーナー「何かにぶつかったんと違うか。」 キャビン「へェー、気が付かんかったなー。」キャビンは酒盛りで盛り上がっている。 船体に異常を感じないので、そのまま小鳴門を抜け、小さい渦潮を見学して、新西に帰ってきました。 緊張した一日でした。楽しかった。お世話になりました。有難う御座いました。次回も宜しくです。
Bプロペラシャフト
後日、お世話になったパワーボート(YAMAHA:SC34)が船底塗装の為、上架されました。 処女航海の時、小鳴門の入り口でのオーナーの「何かにぶつかった。」と感じられたのは、本当だったんです。プロペラシャフトが曲がっていたとのことでした。 でも、当時は何の違和感(EX 船体が振動するとか)がなかったんですけど。
[V]マイボート
@レンタル
ボートの楽しさが忘れられず、レンタル艇を探すが、バブル時代である。会員制(会員権購入・使用料支払い)は結構見つかるが、レンタル艇は見つからない。
Aとんでもない話
ボートに乗せてくれる人を求めて、漁港とか、あちこちのレジャーボートが留まっている所を徘徊して、何人かの友を得ました。 その中の一人Tさんが「プレジャーボート(YAMAHA:SC-950)が売りにでてるよ。」と知らせてくれました。 気に入ったので、係留場所探しを始めました。マリーナーはとても手が出ない。レジャーボート溜まり巡りをするもNG。よって、この話はキャンセルです。 SC-950も次の商談がまとまりかかった時、買い手が急死。再び、当方に話がきました。 係留場所は、Aさんのお世話で、大和田漁港(係留費格安)になりました。 その後、徘徊を続けていましたら、バース(尼崎港内築地漁港・係留費無料))を譲っても良いという人に巡り合い、SC-950は引越しをしました。
B重 荷
そろそろ維持が重荷になってきましたので、条件が合えば、手放そうと考えていました所、ほぼ当方の希望価格で引き取ってくれる人が現れ、即、売却しました。茨城県に嫁入りしました。
[W]ヨット
@ヨット教室
今度は、維持費が少なくてすむらしいヨットにしようと思いました。 そこで、ヨット教室を探し、講習を受けました。芦屋市にある兵庫県立海洋体育館で受けました。 ヨット教室修了後、レンタルで20回ほど乗りました。 ディンギーの乗り降りは腰まで水に浸かりながらやるんですよね。水に濡れるのがいやで、今度は、ヨット溜まりを徘徊です。
@放置艇
武庫川の甲子園フェリー跡(本当は貯木場跡)のプレジャーボート/ヨットの中に、放置艇を発見。お隣のSさんに「このヨット貰えませんか。」と声を掛けました所、「本気なら、持ち主に交渉してみても良い。但し、絶対に引き取ることが条件ですよ。キャンセルは絶対だめ。」とのことで、お願いしました。
Aオーナーに
Sさんの大変な骨折りで、ヨット(19フィート)が係留場所付きで私の物になりました。 これと同時に、インターネットのオークションで貰ったヨット(17F・ビィーチング可)も手に入った。2艇も同時に手に入るとは贅沢ですが困りました。徘徊で知り合ったKさんが「ビィーチング出来るヨットが欲しいから引き取るよ。」と助けてくれました。 船外機(YAMAHA:8ph)2台をディーラー(自動車販売店)の工場の片隅を借りてオーバーホールしました。
Bヒールが怖い
ブローのヒールが怖い。ヨットに乗る時のヒールも恐ろしい。よって、サイズアップをしようと思うようになりました。オークションで26Fを曰く因縁で入手しました。
オークションを10万円で降りたんですが、何故か私の所にやってきました。サンシャイン26(8psジーゼル)というヨットです。 係留場所は19Fの所です。19FはKさんの友達に引き取って貰いました。 サンシャイン26も腰が軽く、ヒールが怖い。桟橋からヨットに移る時、ヨットが傾くのが怖いので、さらにサイズアップです。 今度は、腰が重くって、重量感のあるヨットで30Fくらいの物を探します。あっちこっち、宇和島・知多半島・横浜などにも足を運びました。 バンドフェッド30をTYさんのお世話で入手です。
C係留場所
サンシャイン26の引き取り手が、なかなか見つかりません。自作の浮き桟橋ですので、2艇を係留することは可能なんですが、台風の時の対処が心もとないので、TYさんのお世話で、バンドフェッドは今津パワーボートセンターに係留することになりました。 その後、M君のお世話で一文字ヨットクラブに入れてもらいました。
Dへなちょこ
今も、ヒールが怖い、恐ろしいので、「へなちょこ」です。
E乗換
ヒールが怖いのでサイズアップしました。 バッドフェッド30です。 師匠からや周囲の仲間から、猛反対です。
私の技量では、大きすぎるとのことです。 でも、結果的には、乗りこなせましたし、一泊二日の船旅も楽しみました。
係留場所はボートパークに代わりました。
バッドフェッド30が一番楽しかったです。なつかしい。
F卒 業
なんやかんやでお別れです。 2015年、高松に嫁入りしました。 有難う御座いました。 バイバイ。
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