バディ・モンゴメリ新譜
アルバム名 : Remembering Wes/Buddy Montgomery
アルバム番号: M&I MYCJ-30081
リリース国 : Japan
リリース年月: 2/2001
メディア : CD
モンゴメリ三兄弟の末弟バディ・モンゴメリが、亡きウェスに対する追悼アルバムをリリース
した。
《Remembering Wes Montgomery/Buddy Montgomery》は"M&I"という日本制作による独占盤で
あるが、わざとギタリストを外したバディのピアノによるリメンバリング・プレイを披露してい
る。
というのも、恐らくバディの頭の中には他のギタリストには任せられないあくまでも自分にしか
分からないウェス像を表現したかったのであろう。
全曲を通して、次兄であり偉大なミュージシャンに対する愛惜の念が滲み出て、何かバディを介
して天国のウェスと対面しているようだ。
最後のモンゴメリはこの一枚に過去の良き時代の全てを凝縮させようとしているのか、本アルバ
ムのライナー・ノーツに成田氏も紹介しているが、彼の自伝「Wes, Monk and Buddy, A Life of
Jazz with The Fabulous Montgomery Brothers 」の執筆に3年越しに取組んでいるという。
昨年の10月に発刊の予定だったらしいが遅れているようだ。
バディのサイトにも紹介されているので一度訪れてみていただきたい。
Buddy Montgomery Home Page
〈リメンバリング・ウェス〉なるタイトルは過去私の知る限り、リッチー・ハートは自己のアル
バム《Remembering Wes/Blu Flome BFJ-40222》でタイトル曲として演奏。
ケニー・バレルが《Tribute to Wes Montgomery Vol.1/Project G-7/Paddle Wheel KICJ-112》
で挿入曲〈Remembering Wes》として演奏。
そして親友のオルガニスト、メル・ラインは《Remembering Wes/ Savant SCD-2016》でアルバム
・タイトルに使っている。
リッチー・ハート以外は生前ウェスと親交の深いプレイアーで、彼等がウェスへの思いをタイト
ルにし演奏を手向けるのも当然のことであるが、いつまでも愛されるウェスは本当に幸せ者です
ね。
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