ジャーマン "OGD"
アルバム名 : Con Alma
アルバム番号: yvp music 3084 CD
リリース国 : Germany
リリース年月: 2000
メディア : CD
Guido Di Leone(g) Vito Di Modugno(hammond org) Mimmo Campanale(dr)
Tom Tom Studio-Bari, 20-21 Oct. 1999
1. Blue Seven
2. Mr. Smith (V. eP. Di Modugno)
3. Goin' Out Of My Head
4. Waltz (V. eP. Di Modugno)
5. Mr. Montgomery (G. Di Leone)
6. Cariba (W. Montgomery)
7. The Nearness Of You
8. Clementine Waltz (G. Di Leone)
Le Veronique (V. eP. Di Modugno)
9. Zoom (V. eP. Di Modugno)
10. Palavras De Um Traidor (G. Di Leone-P. Amesano)
11. I Love You
12. Whisper Not
ドイツ人の洒落た "OGD" を紹介する。
いずれもがテクニシャンで素晴らしい内容を誇る、後味の良いサウンドを聴かしている。
リストを見て分かると思うが、特にモドゥグノはハモンドの持つ多彩なサウンド・ヴァリエーシ
ョンで明らかにジミィ・スミスを意識している。
2曲目に〈Mr. Smith〉を披露しているがジミィのサウンドも幾分か聴かせてくれる。
一方のレオーンも〈Mr. Montgomery〉を自ら作曲し、ウェスのレパートリである〈ゴーイン・ア
ウト・オブ・マイ・ヘッド〉を初め〈キャリバ〉ではウェスと違ったラテン・アレンジでちょっ
ぴりオクターヴも覗かしている。
カンパネイルのドラミングも見事なサポートですが、このトリオのレパートリを聴いてよかった
のは、いや本家 "ジミィ&ウェス" の "OGD" とは違って本来息抜きにボサノヴァなどの曲を
挟むが、やはり白人系が好むスローバラッドの洗練された曲が挿入されてある。
それが、ホーギー・カーマイケルの〈The Nearness Of You〉でモドゥグノの魅惑的なハモンドで
歌心十分なサウンドの妙技を聴かしてくれる。
この1曲でこのCDを買う価値がある、と思うぐらいだ。
ガレスピィの《コーン・アルマ》とタイトルされながらにも演奏していないが、国内盤はリリー
スされていないので早速専門店でオーダーしていただきたい。特にオルガン派の貴兄に!!
CON ALMA / YVP MUSIC(GERMANY) CD 3084
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