サバービア、ウェス・モンゴメリ
アルバム名 : Down Here On The Ground/Wes Montgomery
アルバム番号: A&M LP-2006
リリース国 : Promotional Copy Not For Sale
リリース年月: 6/1968
メディア : MONO-LP
プロモ盤でしか聴けないモノラル盤
最近、サバービアという言葉をよく耳にする。
少し調べて見ると、もともとサバービア(Suburbia)とは古いラテン語で単に理想郷だけでなく、
郊外住宅地・・つまり緑の芝生のある一戸建てが整然と建ち並ぶようなアメリカの閑静な郊外住
宅地やそのコミュニティを意味するとある。
日本でいえば新興住宅地のようなものである。
しかし住宅用語に留まらず、音楽のジャンル的な扱いもされている。
例えば、【ネオ・アコーステック:アコーステック・ギターなど生音が中心でメロディアスな音
楽 】とかギター・ポップスなど、何もギターだけという訳じゃないですがひと言で表すとソフト
・ロックというイメージらしいです。
ハードなロックに疲れてきた若者に対する癒し系とでもいったところですか。
ところが、我がウェス・モンゴメリの後期、A&Mのレーベルにこのように宣伝されている。
【サバービア、ウェス・モンゴメリ】、これはどのように解釈すればいいのか、もともとジャズ
から脱皮し、イージーリスニングの先駆けとかフュージョンの到来などと、当時の純粋ジャズ愛
好家から批判もあったが、確かに癒し系の部分は多少認めるがソフト・ロックというイメージじ
ゃないでしょう。
でもウェス・モンゴメリを知らない若いファンにはサバービアという表現が分かりやすくて良い
のかもしれない。
時代を感じますがウェス・モンゴメリを聴いていただけるなら、まぁいいでしょう。
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