レオナード・フェザーのジャズ百科事典
敏腕プロデューサ、レオナード・フェザー (Leonard Feather) と言えばジャズ史において多く
のミュージシャンとの関わりを語り尽くせないほど残している。
古くはパーカーとの親交話や、パウエルやビリィ・ホリデー、タッド・ダメロン等々のライヴ録
音に残されているように司会を務めたり、当時一番の権威評論家でもあった。
"Jack Teagarden-Jazz Great/Bethlehem BCP-32" ではピアノも弾いてみせる多才で、多くの著
書も残している。
・New Yearbook of Jazz (Roots of Jazz Series)
・The Agony of Sammy Davis
・The Encyclopedia of Jazz
他にもあると思いますが、中でもこの「エンザイクロペディア・オブ・ジャズ」は日本でも「レ
オナード・フェザーのジャズ百科事典」として紹介され、ジャズ・ファンなら一度は耳にした事
は有るほど有名である。
ジャズ百科事典の走りでもあり、日本のSJ誌も「○○百科事典」などと別冊号でよく受け今も
出版されている。
最近入手した1962版の「レオナード・フェザーのジャズ百科事典」に驚く書き込みがあった。
ご覧のようにミュージシャンの写真が載せられた中に、ウェス・モンゴメリが直筆のサインを残
している。
他にも、カウント・ベイシー、シェリー・マン、コンテ・カンドリ、フランク・フォスター等十
数名のサインが確認出来た。前の持ち主がこまめに貰い集めた、大変貴重な一冊である。
レオナード・フェザーとウェスの関わりは、彼の監修によるレコードに残されている。
ディスコグラフイにも紹介しているが "Leonard Feather Encyclopedia of Jazz Volume One
The Blues/Verve V6-8677" のアルバムに選ばれたジミー・スミスとの〈 O.G.D.〉である。
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