基 本 的 法 則

── 」の法則(2) ──



『奇跡を求めて』byグルジェフ p.144〜    

(創造の光という形態をとっている)宇宙の物質性
この宇宙のあらゆるものは、その重さ長さ、ともに測ることができる。

しかし、<物質性>という概念は、他のすべてと同様相対的なものだ。
<宇宙>の概念と宇宙に関するすべてのことも同様に様々なカテゴリーに分類される。

             (⇒「進化の七分類のように、一つの言葉でも異なる概念に分かれる)


<絶対>の物質性は<全宇宙>の物質性とは違った物質性である。
<全宇宙>の物質性は<全太陽>の物質性とは違った種類のものだ … 
(以下同様)

人々は物質はどこでも同じものだと考えることに慣れている。
(物理学・天文物理学・化学・分光分析などの方法の仮定とする基盤)

物質(matter)が同じだということは真実だが、物質性(materiality)は違う。
物質性の様々な段階は、ある時点で現れるエネルギーの質と特性に直接関わっている。


最小単位


物質は原子から成っていると考えられているかもしれない。これに関連して、原子は物質分割の最小単位と考えられている。
(※G没1945)

しかし、いかなる種類の物質においても、原子はある段階でのみしか分解しえない、物質の一定の小粒子にすぎない。

<絶対>の原子だけが本当に分割不可能で、次の段階(世界3)の原子は<絶対>の原子の3つから成っている。
別の言い方をすれば、それは3倍大きく、3倍重く、その動きはそれに相応して遅いのだ。 …(以下同様)…


したがって、物質についての一つの概念のかわりに我々は七種の物質をもつことになる




<絶対>の原子

☐☐☐

<全宇宙>の原子

☐☐☐
☐☐☐

<全太陽>の原子
☐☐☐
☐☐☐
☐☐☐
☐☐☐
太陽の原子
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☐☐☐☐☐☐
☐☐☐☐☐☐
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<全惑星>の原子
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地球の原子
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月の原子
 



我々が理解しうる物質性の特徴を具えた物質は、
その密度に従っていくつかの状態(固体・液体・気体)に分類され、
そして物質のこれより上の段階は、放射エネルギー(電気・光・磁気など)になる。

しかし、ある物質の種々の状態のこれに類似した関係と区分は、
すべての次元(物質性のあらゆる段階)で見られる。
しかし、
高次の段階の物質は、提示の諸段階にとっては決して物質ではないのだ。


*     *     *


の法則(3種類の作用)によって、種の様相・状態が現れる
特殊な化学(錬金術)的用例 〕

各物質の宇宙的特質は
第一に、その場所によって決定される。
第二に、ある瞬間にその中で働く力によって決定される。

同一の場所でもある物体の性質は、それを通して現れる力によって多大な変化を受ける。
    それに従って、その物体は●能動的(C=1)●受動的(O=2)●中和的(N=3)となることができる。
また、もしある瞬間にそれを通してしかなる力も現れなければ(力の現れと無関係に取り扱われるならば)、
⇒●上のいずれでもないもの(H)である。
このように4つの異なった様相、状態として現れるのだ。


※化学的元素のことではないが、
これら・C(炭素)・O(酸素)・N(窒素)・H(水素)という言葉を使う

⇒水素論


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▽ 私的考察 ▽

Gの説明を基に、単純化した図形モデルを考えてみた。
あくまでも便宜上のモデルにすぎないが、
全体像をつかむには、いくらかばかりは役立つかもしれない。
(だが、別の意味では網羅しきれないもので、部分的概念においてだけだ)





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