飛行機の 飛び立つ音にふと思う 故郷の空 青い海原 故郷の 古き校舎の松の木に 淡くかかりし 春の夜の月 朝もやの 未だ消えやらぬ港をば 出でゆく船の 清清しさかな かさかさと 木の葉がなって夕暮れの お寺の庭に 秋風が吹く