観光地を駆け巡れ!

    ゲストハウスを出て、メインバザールを駅方面に向かって歩くと、すぐにニューデリー駅へ行ける。
    ニューデリー駅の向かいは、メインバザールの入口で、その周りには、バイク、オートリクシャーや、たくさんの人々が奏でる、わけのわからない音のハーモニー。

    そして道端には、果物の皮や排泄物など、ごちゃまぜの、わけのわからない臭いで、あふれている。

    メインバザール(パハールガンジ)と呼ばれるツーリストエリアは、たくさんのゲストハウスや土産屋、両替屋などが、軒を連ねている。
    それに、旅行会社やネットカフェ、レストランなどなど。
    世界各国のバックパッカーが、ここに集まっている。

    僕は、そんな通りの一泊=450Rsのゲストハウスに泊まっている。
    最後なので、ちょっと奮発しています。

    帰国まで、今日を含めて、後3日。今日は、観光。

    博物館と美術館、そしてフマユーン廟、ジャンタル・マンタル(天体観測所)を見学。
    最終日には、クトゥプ・ミーナールを見学。


    メインバザールの入り口にたむろする、オートリキシャーの中から、誰か人のよさそうなヤツを選ぼうとするが、その前に向こうから、「どこ行くんだ!」「博物館か!そんなら俺が150Rsで、行ってやるよ!」なーんて言って来ます。

    150Rsは、あまりにも高いので、値段交渉開始。
    「いやー、80Rsだろ。」
    「そんな値段で、行けるか!土産屋に寄るんだったら、いいぜ!」
    この土産屋というのは、こいつらと、つるんでいる土産屋で、客を連れてくると、お金もらえる、システムなのだろう。

    「うざい!、もういい」と言うと、他のオートリクシャーのおっちゃんが、「俺が60Rsで、行くぜ!」と言うでは、ございませんか。
    大丈夫かと、思いながらも、これに乗って、5年前にも行った、博物館へ。

    フマユーン廟

    博物館の入場料は、300Rs。日本円で600円ちょっとだ。
    高いなぁーと、思いながらも、デリー滞在のメインが、ここと、次に行く美術館なので、入場。

    展示面積は、広いけど、展示していないスペースがたくさんあり、2時間も掛からず。
    石像などの透かし彫りや細かさに、いちいち感動していたが、さすがに数が多く、見飽きた。

    それと、冷房が効きすぎで、おなかが冷えてきたので、出ることにした。

    インド門を通り、ジュピター・ハウスと呼ばれる、美術館へ。
    ここも5年前にも行ったが、今回は、新館が出来ていて、5年前に入った旧館には、入れなかった。
    ここの入場料は、150Rs。

    インドの近代、現代絵画が、広い展示空間に所狭しとならべられている。近代絵画は、インドのお国柄を引き継いでいるが、現代となると、インド人が描いた、現代絵画って感じ。

    あと、写真もあったが、記録の意味合いのほうが、強いような印象を受けた。

    ここも冷房が効きすぎで、さらにおなかが冷える。

    4車線くらいある大通りの歩道を歩いていると、フマユーン廟と看板が出ていたので、地図で現在地を確認。
    「けっこう、距離があるな」
    デリーでは、どこでもオートリキシャーが走っているので、ここでもすぐにつかまった。

    30Rsと、ちょっと安めの値段で、連れてってもらい、フマユーン廟へ。
    フマユーン廟は、ムガール帝国第2代皇帝フマユーンの墓で、1565年に建設された。
    現在は、遺跡公園となり、1993年に世界遺産に登録された。

    赤茶色の石と、大理石を組み合わせた、立派な墓だ。
    形は、タージマハルに似ているが、こっちの方が、80年ほど古い。

    ここを歩いているときに、日差しがやっと、こたえるようになった。
    持ってきているタオルを頭からかぶり、日よけ。

    観光に来ているインド人が、たまに「ハロー」と言ってくるので、こっちも「ハロー」と言い返す。
    写真も少ないながら撮ったが、全部モノクロ。

    左:ジャンタル・マンタル 右:クトゥプ・ミーナール

    ちょっと、調子が出てきたころ、再びオートリキシャーに乗り、コンノートプレイス近くにある、天体観測所、ジャンタル・マンタルへ。

    ここに入る前に飲んだ、レモンジュース(手作り)が、なんかとっても変な味がした。
    数時間後、体調に異変が、起こることも知らず。

    ジャンタル・マンタルは、昔作られた、天体観測所。
    今は、各設備が、ボロボロなため、使用不可能。
    ジャイプルにある、ジャンタル・マンタルは、いまだ正確に使用可能だそうだ。

    にして、どうやって使うかなんて、知らないが、変わった形のモニュメントみたいで、見ていて楽しい。

    キレイに公園として整備されているので、地元の人々にとっても、ここは、デートスポットなんでしょうか?
    カップルが、たくさんいて、「写真、撮って下さい。」なんて言われ、カメラを渡され、2組のカップルの写真を撮った。

    ここからは徒歩で帰ろうと思い、コンノートプレイスへ。
    途中、7Rsのパイナップルジュースを飲んだりしながら、かなり時間が掛かったが、やっと、メインバザールに帰ってきた。

    汗もけっこうかいたので、スポーツドリンクを一気に飲み干すが、なんかおなかの調子が・・・

    観光していた9時から5時の間、写真は、数枚程度しか撮らなかった。

    その日の夕方、アーユルベーダも体験。
    二人のオバチャンが、オイルを塗りたくって、マッサージしてくれました。
    やってもらってから、おならばっかり出ますが。。。

    これから夕食、暑くて、あまり食欲はないが、何か食べよう。

    このときは、あまり気にも留めなかったが、アーユルベーダを終えたあたりから、おなかに張りが、でて、おならが止まらず。

    夕ご飯も、おなかが張っていたため、何も食べることも出来なかった。

    部屋へ戻るも、落ち着かない。

    そして、今回初の下痢、発生!

    コイツが作った、このジュース飲んだら、お腹壊しました。

    おなら、ゲップ、トイレに行くを数時間繰り返す。
    こんな事態に陥ったのは、初めてだ。

    最初に飲んだとき、変な味(油臭いような)がしたので、すぐに捨てるべきだったが、コイツがずっと見ているもんで、捨てられずに、頑張って飲んだのが、いけなかった。
    素直に不味いと言えば、いいものを無理するからだ。
    もし、今夜が移動日だったら、かなり大変な事態になっていたことだろう。
    いや、移動自体が不可能だった。

    最後の最後にインドの洗礼というのか、今回は、これくらいにしといてやる。
    でも、次はこれくらいじゃ済まないよ。
    なんて、言われているようで、次回もインド訪問がありそうな予感。

    翌日、なおったけど、ちょっと、いや、かなりの冷や汗もんでした。

    インド最終日に行った、クトゥプ・ミーナールは、高い塔が築かれていて、その塔の高さは72.5mもあるらしいが、以前は、100mくらいあったらしい。
    しかし、飛行機事故があり、現在の高さになった模様。
    この塔の中には、以前は、入れたようだが、これまた事故が多かったため、禁止になったと何かで読んだ。

    結構、郊外にあるのに、観光客がメチャメチャ、多かったのが、印象的でした。

    それと、リスが今まで行った観光地の中で、ここが一番多かったような。
    このリス達は、野生のリスらしいです。


    さぁ!デリー観光も終わったし夜の飛行機で帰りましょうか。



    ☆おまけ

    国立博物館のチケットです。