祭  壇

開設R6.5.26
更新 R6.6.23 7/6

葬儀式には、ご本尊様が絶対に必要です。
祭壇は、ご本尊様の安置場所(館/やかた)です。  
祭壇は、式場の中心の中心です。

最近の葬儀式には、
祭壇が無くなりつつあります。
お葬式とは言えないと思います。


左の図は、大変良いんですが、
問題ありなんですわ。
祭壇は白木(しらき)で作ることになっています。
よって、祭壇としては、右の絵が良いのです。
でも、右の祭壇は問題ありです。
分かりますか?
本尊さんがありません。まったくもって、けしからん。
御免ごめん、目くじら立ててごめんなさい。
ある葬儀屋さんは、
遺影は祭壇の中心線を外した所にまつってありました。
理にかなっていると思いました。感心しました。

下図は立派な飾りつけですが、
ご本尊さんがないので、
葬儀式ではありません。




祭壇に、もう一つ欲しい物があります。
お供えのロウソクとは別に
六個のあかりが欲しいのです。
   下の図の様に、お供えの一対のローソクの上方に、
6個の明かりがあります。



祭壇には、もう一つ欲しい物があります。          
お供えのロウソクとは別に
六個のあかりが欲しいのです。          
上の図の様に、お供えの一対のローソクの上方に、
6個の明かりがあります。
六丁の明かりです。
           
かの国の入学式と言いました。かの国って、どこですか?
一般的には、かの国とは極楽浄土ですよね。
でもね、かの国って、極楽浄土とはかぎらないんですよ。
屁理屈を言って、ごめんなさい。

仏教には、六道輪廻という考え方があります。
「そんな事したら、地獄に落ちるで」って、とか、
「餓鬼みたいなことするな」って、
聞いたことありますよね。

六道とは、
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人界・天上のことです。
六道の苦しみの世界を見せるために、
明かりを点(つ)けてあるのです。
六道の世界には落ちないようにするためにです。
よって、六道を照らす明かり『六丁の明かり』が必要なのです。
お気づきのように、
お葬式は、六道に落ちないで、
極楽浄土に生まれて行く(往く)ことですよね。

また、また、仏教にはすばらしい考えがあります。
今執り行っているこのお葬式で、
六道の人達も救いましょうとの意味もあると思います。
何はともかく、先人の素晴らしい考えに従って、
『六丁の明かり』が必要なのです。
民間宗教の葬儀感かも知れませんが、
仏教の教えが込められていることにお気づき頂き嬉しく思います。            
工学部出身の、いい加減な坊主です。
失礼いたしました。(おじぎ)

詳しくは、ご住職さんに、お聞きになってくださいませ。

  この館(やかた)は、二重屋根で、
すごく立派な館(やかた)です。
心が和みます。お葬式って感じがします。   
お金を支払う値打ちがあります。




花について

皆さんは、お寺やお家のお仏壇で、
左の図の様な花を見ていると思うんですがネェ~。

何の花かわ分かりますよね。そうです、蓮です。
しかも、造花です。
お寺には必ず金箔を押した蓮が一対飾ってあります。
お経に、
池の中に蓮華あり、大きさ車輪の如し。
と、書かれています。

また、涅槃図には、8本の木があり、
半分が生きた木、半分が枯れた木(死んだ木)でした。
死に花⇒しにばな⇒四(し)にばな(華)⇒四華(しか)。
右の2枚。
母の葬式のために、
インターネットで購入し、かざりました。
1対しか購入しませんでしたが、2対が良かったんですね。
後の祭りですわ。お笑い下さい。

生きた花は生花です。
この生花は、邪気を払う物が良いとされていました。
しきび(しきみ)と菊が重宝されていました。



蓮の花の輪(和)を作ってみました。

本来は輪なんですが、円形で作りました。

紙で作りました。
蓮のイメージです。良くできてます。(自画自賛)   
白い花は死に花、白以外は生きている花のつもりです。




参考の頁
一日葬 葬 儀 葬儀式



Copyright(C)瑞宝院