Wes Montgomery(g) Tommy Flanagan(p) Percy Heath(b) Albert Heath(dr)
Reeves Sound Studios, N.Y.C.;Jan.26,1960
D-Natural Blurs [5:18]
Airegin [4:24]
Four On Six [6:10]
West Coast Blues [7:20]
In Your Own Sweet Way [4:45]
Wes Montgomery(g) Tommy Flanagan(p) Percy Heath(b) Albert Heath(dr)
Reeves Sound Studios, N.Y.C.;Jan.28,1960
Mister Walker [4:28]
Polka Dots And Moonbeams [4:38]
Gone With The Wind [6:13]
《ワーク・ソング/ナット・アダレイ》で説明したように、マラソンセッションの相方がこのアル
バムで、26日は4曲のレコーディング予定に対し、5曲を録り終えた。
というのも、この日テイクを重ねたのは〈ウエスト・コースト・ブルーズ〉1曲だけで済んだからで
あり、2回目の28日はすべてワン・テイクで録り終えている。
《ワーク・ソング》とは違っていかにウェスを初め4人の息が合っていたかということが感じられ、
絶えず彼のベスト・アルバムの筆頭に掲げられるのも当然のように思う。
下記に示すように、ダウンビート誌に織込まれた3種類の申込書には、「☆☆☆☆☆」の評価がつけ
られている。
本アルバムでの〈ウエスト・コースト・ブルーズ〉は〈テイク・2〉がとりあげられているが、〈テ
イク・1〉はキープニュースのメモによると消失したとある。
トミー・フラナガンのモンゴメリ談
あとにも先にも、ウェスと一緒に演ったのはこの1回限りだった。
彼は譜面が読み書きできないと聞いていたが、レコーディングの当日、自作の譜面を持ってきたとい
うことは恐らく誰かが書いてやったと思う。
〈ウエスト・コースト・ブルーズ〉はあの時代には珍しいワルツだったし、〈フォー・オン・シック
ス〉は〈サマー・タイム〉をベースにしたどちらもいい曲だったよ。
ウェスは腰が低くはにかみやで、我々にとても気をつかっていたようだ。
多少、神経過敏になっていたのは譜面が読めなかったからであろうが、彼の才能は僕らが知っている
ことより遥かに多くの事を言っていたし、メンバーの皆が彼のミュージシャンとしての素晴らしさに
感服していたよ。
ダウンビート誌に織込まれた《インクレディブル・ジャズ・ギター》の3色の申込書

Jul. 20. 1961 Sep. 14. 1961 Nov. 22. 1962
|