The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery/Riverside RLP 12-320
アルバム名 : The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery
アルバム番号: Riverside RLP 12-320
リリース国 : U.S.A.
リリース年月: 4/1960
メディア  : LP


Wes Montgomery(g) Tommy Flanagan(p) Percy Heath(b) Albert Heath(dr)
                                                Reeves Sound Studios, N.Y.C.;Jan.26,1960
          D-Natural Blurs           [5:18]                          
          Airegin                   [4:24]                                       
          Four On Six               [6:10]                                        
          West Coast Blues          [7:20]                                        
          In Your Own Sweet Way     [4:45]                                        
                                      

Wes Montgomery(g) Tommy Flanagan(p) Percy Heath(b) Albert Heath(dr)
                                                Reeves Sound Studios, N.Y.C.;Jan.28,1960
          Mister Walker             [4:28]                          
          Polka Dots And Moonbeams  [4:38]                                        
          Gone With The Wind        [6:13]                                        


《ワーク・ソング/ナット・アダレイ》で説明したように、マラソンセッションの相方がこのアル バムで、26日は4曲のレコーディング予定に対し、5曲を録り終えた。 というのも、この日テイクを重ねたのは〈ウエスト・コースト・ブルーズ〉1曲だけで済んだからで あり、2回目の28日はすべてワン・テイクで録り終えている。 《ワーク・ソング》とは違っていかにウェスを初め4人の息が合っていたかということが感じられ、 絶えず彼のベスト・アルバムの筆頭に掲げられるのも当然のように思う。 下記に示すように、ダウンビート誌に織込まれた3種類の申込書には、「☆☆☆☆☆」の評価がつけ られている。 本アルバムでの〈ウエスト・コースト・ブルーズ〉は〈テイク・2〉がとりあげられているが、〈テ イク・1〉はキープニュースのメモによると消失したとある。
 トミー・フラナガンのモンゴメリ談  あとにも先にも、ウェスと一緒に演ったのはこの1回限りだった。 彼は譜面が読み書きできないと聞いていたが、レコーディングの当日、自作の譜面を持ってきたとい うことは恐らく誰かが書いてやったと思う。 〈ウエスト・コースト・ブルーズ〉はあの時代には珍しいワルツだったし、〈フォー・オン・シック ス〉は〈サマー・タイム〉をベースにしたどちらもいい曲だったよ。 ウェスは腰が低くはにかみやで、我々にとても気をつかっていたようだ。 多少、神経過敏になっていたのは譜面が読めなかったからであろうが、彼の才能は僕らが知っている ことより遥かに多くの事を言っていたし、メンバーの皆が彼のミュージシャンとしての素晴らしさに 感服していたよ。
ダウンビート誌に織込まれた《インクレディブル・ジャズ・ギター》の3色の申込書
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Jul. 20. 1961 Sep. 14. 1961 Nov. 22. 1962