The Cannonball Adderley Collection Volume 4/Landmark LLP-1304
アルバム名 : The Cannonball Adderley Collection Volume 4
アルバム番号: Landmark LLP-1304, LCD-1304-2
リリース国 : U.S.A.
リリース年月: 2/1987
メディア  : LP, CD


Cannonball Adderley(as) Wes Montgomery(g) Victor Feldman(p.vib) Ray Brown(b) Louis Hayes
(dr)
                                                                  Los Angeles;Jun.5,1960
          Au Privave (take 1)       [4:24]        


  もうひとりのポールウィナー もうひとりのポールウィナーといっても、 メンバーやプロデューサは〈テイク2〉が気 キャノンボールとしてはそれに匹敵するほど    にいったということでアルバムに収録された 価値のある出会いということで、結局その事    が、当時は殆ど初回のテイクがとりあげられ により最初、彼が考えていたよりもヴァイブ    ていたというのが普通であったため、これは の演奏を減らしピアノ譜を多くした。       たいへん興味深い比較となるであろう。 勿論、ヴィクター・フェルドマンの出現によ    さらに興味深いといえば、キャノンボールの り気が変わってしまったということである。    わがままである。 キャノンボールは浮かれていたようだが、こ    というのは、このレコーディングが終わって のことによりウェスはレコーディングで今ま    2ヶ月も経たないうち4人目のポールウィナ でにない展開をみせた。             ース゛、ヴィクター・フェルドマンは "キャ キープニュースは誉めている。「ウェスは最    ノンボール・クゥインテット" のレギュラー 高だった。彼は自発的にサイドに徹していた    ・ピアニストの座に就いたことである。 し、自分のセッションで観せた凄まじいまで    つい数ヶ月前、アル中のティモンズをくびに のアピール感は控えていたように思う。しか    した後、バリー・ハリスを迎えたと思ったら も意識的にしたようだった。」        この始末である。  ここロスでのスタジオ録音は5月21日のシス    いったいお前は、バック陣をどのようにした コ録音も含め、総てワン・テイクで録りあげ    いんだ、と言いたいね。全く。 どの曲も余分なテイクを録らないつもりであ った。 このことは珍しくもない出来事であるが、終 了していたはずの6月6日になって恐らくキ ャノンボールの考えで、チャーリー・パーカ ー作曲の〈オゥ・プリヴァーヴ〉のアプロー チ、およびテンポが気に入らなかったらしく 録りなおしをおこなった。