Wynton Kelly(p) Wes Montgomery(g) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(dr)
B'Cast, "Half Note", N.Y.C.; Aug.13,1965
Oh! You Crazy Moon [5:27]
note: from 《Willow Weep For Me/Verve V6-8765》
original form without brass and woodwinds
本アルバムで残りの1曲もオリジナル・フォームでリリースされた。が《ウィロウ・・・》より
20年後のことだった。
このCDがリリースされ、オヤッと思った。聴いていくと曲によりMC(司会者)がイントロの直前
に付加されており、もしかすると全てノー・カットのものか?。
とくに〈飾りのついた四輪馬車〉ではウェスの笑い声まで確認できるもので期待を抱いたが、やは
りケリィのソロがカットされた【事情あり】テープが使われていた。
曲 名 | Willow Weep/ V6-8765 | Small Group/ VE-2-2513 | Smokin' Vol.2/ J28J 25117 |
Willow Weep For Me | 7:42 | 7:42 | 7:36(MC) |
Impressions | 5:01 | 5:01 | 5:02 |
Portrait Of Jennie | 2:45 | 2:45 | 2:56(MC) |
Surrey With The Fringe On Top | 5:20 | | 5:32(MC) |
Oh! You Crazy Moon | 5:27 | | 5:35(MC) |
Four On Six | 9:29 | | 9:29 |
Misty | 6:45 | 6:45 | 7:00(MC) |
赤数字演奏時間はクラウス・オガーマンの編曲指揮がかぶさったもので
本アルバムでは〈オー・ユー・クレイジ・ムーン〉を含む4曲全てが
オリジナル・フォームで挿入された。
ここで伝説のジャズ・クラブ "ハーフ・ノート" を紹介したいと思う。
詳細な記事はSJ誌1997年4月号でコルトレーン研究家の藤岡氏がこと細かく紹介していたが、
一部氏の助言を加えながら簡単に説明する。
もともと、ジャズ・クラ
ブを目的に営業したもの
でなく、イタリアン・レ
ストランだったので楽屋
もなく、バー・カウンタ
ーをステージに改造した
お粗末なものだが、料理
の味と濃い中身の音楽で
連日連夜満員だったとい
う。
入口を入りステージ方面
を見ると、ピアノの殆ど
か壁で仕切られていて僅
かにピアニストの横顔が
覗える程度だったという
。ピアニストとドラマー
が丁度背中合わせの格好
になることから「ケリィ
が振り返ってウェスを見
た」ということが解る。
一番奥の客席数は分から
ないがその地下部分にキ
ッチンがあり裏口からの
出入りになっていたとい
う。このあたりSJ誌と
は若干違うがステージの
登り階段も含め藤岡氏に
確認したもの。
詳しくはレイモンド・ロ
ス掲載の写真で確認して
下さい。
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