式 場 | |
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開設 令和6年5月26日 | 更新 R6.6/30 7/11 |
故人の成仏を願うために、設けられた宗教的空間のことです。
宗教的雰囲気には、絶対、ご本尊様が必要なのです。
たいせつな大切なご本尊様ですから、お家(おうち/館/宮殿)が必要です。
お葬式のお家(館/やかた)は、白木で作ることになっています。
所が、ご本尊さんは、何故か、南無で始まる漢字の掛軸なんですね。何故でしょうか。
どなたか、教えてください、お願いします。
館(やかた)に付属品を付けた物が祭壇です。付属品の代表は、六丁の明かりです。
左の図は、大変良いんですが、問題ありなんです。お葬式の祭壇は昔から白木(しらき)で作ることになっています。
白木で作るのには意味があるんです。(今、思い出せません.御免なさい。)
よって、祭壇としては、右の絵が良いのです。立派な祭壇です。でも、右の祭壇は問題があります。分かりますか?
本尊さんがありません。まったくもって、けしからん。
御免ごめん、目くじら立ててごめんなさい。
ある葬儀屋さんは、遺影は祭壇の中心線を外した所にまつってありました。理にかなっていると思います。感心しました。
下図は立派な飾りつけですが、
ご本尊さんがないので、
葬儀式ではありません。
六丁の明かりが是非欲しいです。
六丁の明かりとは、 下の図の様に、お供えの一対のローソクの上方に、3個1対の合計6個の明かりのことです。
六道(六世界)を照らすの意味です。
六丁の明かりは、故人が真剣に西方極楽浄土を目指すために設けられた物です。
また、遺族も、六丁の明かりが教える事を自分の事として、真剣に、故人を応援する自覚を固めるためです。
六丁の明かりは六道を照らし出しています。六道とは極楽以外の世界です。
私達は六道の中の人間界に生きています。
人間界を抜け出して極楽に行くというのが、お釈迦様の教えです。
祭壇には、色々隠された仏教の教えが詰め込まれています。
菩提寺のご住職にお聞き下さい。民俗学者の方が良いかも知れません。
「そんな事したら、地獄に落ちるで」って、聞いたことありますよね。
六道とは、六個の道すなわち六個の世界のことで、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人界・天上のことです。
これら六つの世界には、多くの苦しみ・恐ろしさ・怖さがあります。
六道を照らし出し、六道の世界が見えるようにしておき、六道の怖さ恐ろしさを見せて、
故人を六道には行かないと決意させるための明かりだと思います。
上の図の館(やかた)は、二重屋根で、すごく立派です。 館(やかた)のある葬儀をされることをお勧めいたします。
また、ついでですが、南無で始まる掛軸も重みのある物を選んで下さい。
皆さんは、お寺や自宅のお仏壇で、下の左の図の様な花を見ていると思うんですがネェ~。
何の花かわ分かりますよね。蓮です。お経に、池の中に蓮華あり、大さ車輪の如し、と、書いてあります。
阿弥陀さんや、お釈迦さんや、観音さんとかお地蔵さんなどの仏さんは蓮の台の上に居られるのです。
お位牌も蓮の台(はちす)を模造してあります。
仏教には、蓮は欠かせない花なのです。お葬式にも利用して欲しいと思います。
お葬式の教科書は涅槃図だそうです。涅槃図には、枯れた木が4本と生きた木が4本の合計8本の木が描かれています。
お葬式には、死に花(しにばな)も必要だと思っています。式場で死に花って見ませんよね。残念です。
死に花⇒し(四)にばな⇒四(し)に華⇒四華(しか)となります。右の2枚。
母の葬式のために、インターネットで購入し、かざりました。
一対飾りましたが、今、考えると、二対が良かったと思っています。何故だか、お分かりいただけますか。
涅槃図にある生きた木が4本があります。昔は、しきびと菊でした。
しきびは、ご承知のように、
滅菌作用(?)でしたっけがあるものとして重宝されました。
菊は桜と同じく日本を代表する花です。
菊は天皇家の家紋です。高貴を表したと言われています。長持ちがしますよね。
現在の花はランが中心ですかね、時代の流れですかね。
涅槃図は、お釈迦さんの亡くなった時の様子を描いたものです。
2月15日に、お寺で、掲げられるものです。絵解きを拝聴されると良いと思います。
故人を北枕で寝かせるのも涅槃図が教えています。涅槃図には、8本の木があり、4本が枯れた木、4本が生きた木が描かれています。
本来は輪なんですが、円形で作りました。
紙(百均ショップで購入)で作りました。
蓮のイメージです。良くできてます。(自画自賛)
蓮の花の数を8個とし、白は死んだ木をイメージしています。
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